エンゼルス・プホルス、豪快アーチで通算2000打点達成! 大谷翔平も今季初安打含むマルチで大勝に貢献
2019/05/10
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プホルスは史上3人目の達成者に
ロサンゼルス・エンゼルスのアルバート・プホルス内野手が9日(日本時間10日)、敵地コメリカ・パークでのデトロイト・タイガース戦で打点を挙げ、通算2000打点を達成した。米公式サイト『MLB.com』が9日(同10日)、伝えている。
通算2000打点まであと「1」と迫っていたプホルス。達成目前となっていたが、遂にそのときが訪れた。
この日プホルスは「5番・一塁」で先発出場。エンゼルスは初回、安打と四球で無死一塁、二塁となり大谷翔平投手に打席が回る。初球は見逃すが、続く82.4マイル(約131キロ)のスライダーを完璧に捉えて左中間へ強烈な打球を放ち、今季初安打が先制の一打に。その後も併殺の間に追加点が入る。
早くも2点リードとなった2死無塁の場面でプホルスの第1打席。初球から2球連続でボールとなるが、タイガース先発のライアン・カーペンター投手の変化球に手が出なかった。スライダーなどで追い込まれると、最後も81.1マイル(約129キロ)のスライダーを空振りし、三振に倒れてしまう。
3回、先頭となった大谷は三塁手のグラブを弾く強烈な安打で出塁し、プホルスの記録達成に向けお膳立てする。しかし、続くアンドレルトン・シモンズ内野手が併殺に倒れ、プホルスは、2死走者無しで打席が回る。
初球は内角高めの直球を見逃してボールを選ぶと、2球目も内角低めのスライダーをきっちり見極めてボール。内角を攻められるが、確実に打者有利なカウントにしていく。
続いてカーペンターが投じた91.8マイル(約146キロ)の直球は、真ん中に入ってしまう失投。プホルスはこれを逃さず、バットを振り抜くと打球は左翼スタンドへ飛び込む大飛球に。本塁打を確信したプホルスは一瞬打球を見送った後、大歓声の中黙々とダイヤモンドを一周しホームイン。この一打で通算2000打点達成となり、ベンチではチームメイトから祝福を受けた。
なお、エンゼルスは終盤の猛攻もあって13得点。投げては、オープナーを務めたルーク・バード投手から、7回無失点と好投したフェリックス・ペーニャ投手、最後はキャム・ベドロージアン投手がそれぞれ完璧に抑え、13-0の完封勝利を飾った。
また、「3番・指名打者(DH)」で先発出場した大谷は4打数2安打、1打点、1四球。序盤に2安打を放って勝利に貢献し、打率は.182となった。