ドジャース・前田健太、6回6K零封で楽々4勝目! 緩急駆使して魅せた今季ベストピッチ
2019/05/11
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打線も奮起!ピーダーソンが先頭弾含む2発
ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が10日(日本時間11日)、本拠地ドジャー・スタジアムでのワシントン・ナショナルズ戦に先発登板し、6回無失点の好投で今季4勝目を挙げた。
前回登板では6回4失点だった前田は、中4日で今季4勝目を目指してナショナルズ戦のマウンドに登った。初回は先頭打者に四球を与えるも、続く2番のビクター・ロブレス外野手を83.3マイル(約134キロ)のスライダーで空振り三振を奪うなど、スライダーを決め球に3者連続凡退に抑えて無失点で切り抜ける。
ドジャースは直後の攻撃で1番ジョク・ピーダーソン外野手の先頭打者本塁打によって1点先制。援護を受けた前田も、2回をチェンジアップ、カーブ、カットボールと多彩な変化球を駆使して3者凡退に抑え良いリズムを作った。
前田は3回、先頭打者のウィルマー・ディーフォ内野手にこの日初安打となる中前安打を浴びるが、後続を抑えて無失点。4回もかつてのチームメイトであるハウィ・ケンドリック内野手を85.8マイル(約138キロ)のチェンジアップで空振り三振に仕留めるなど2三振を記録し、強力ナショナルズ打線に点を与えない。
前田の好投もあって、ドジャース打線も奮起。4回にはクリス・テイラー内野手のタイムリー三塁打が飛び出すと、前田が5回を3者凡退に抑えた後の攻撃ではピーダーソンがこの日2本目となる第12号ソロ本塁打を放ち3-0とリードを広げた。
勝ち投手の権利を持って上がった6回、前田は速球とスライダーのコンビネーションで簡単に2アウトを取ると、最後はアンソニー・レンドーン内野手をチェンジアップでこの日6個目の三振を奪い3者凡退。ここまでナショナルズ打線に隙を与えず今季最高とも言える投球を続けていたが、7回のマウンドには登らず、2番手のフリオ・ウリアス投手に託すこととなった。
前田はこの日、6回86球(ストライク57球)を投げて被安打わずか1、与四球2、奪三振6、無失点。4月29日(同30日)以来2試合ぶりの無失点投球で、防御率は4.03となった。
ウリアスが7回を無失点に抑えると、ドジャースは直後にデビッド・フリース内野手の第3号2ラン本塁打で5-0とする。ウリアスは結局9回までの3イニングを投げ切り無失点。ドジャースは投打がかみ合って5-0で勝利を収め、先発の前田が今季4勝目を飾った。