ドジャース・前田健太、10日間のIL入りへ 前日の自打球の影響を受けての措置
2019/05/17
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好調の前田離脱も…先発陣はまだ余裕?
ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が10日間の負傷者リスト(IL)入りする見込みであることが分かった。地元メディア『Los Angeles Times』が16日(日本時間17日)、伝えている。
前田は、前日15日(同16日)のサンディエゴ・パドレス戦で、6回2/3を投げて12奪三振、無失点の好投。コントロールの良さとチェンジアップなど変化球が冴えわたり、三振は全て空振りで奪った。
さらに自らのバットでも勝利に貢献。2回には先制の2点タイムリーを放つ活躍を見せてチームを3連勝に導いた。今季はここまで9試合51回1/3を投げて、5勝2敗、52奪三振、防御率3.51の成績となっている。
ローテーション投手としての役目を果たし、好調ぶりを見せる右腕だが、少しの間戦列を離れることになった。同サイトによると、前田は前日の最終打席で太ももに自打球に当たったことを受け、10日間のIL入りになるとのこと。重症ではないようで、あくまでも大事をとっての措置であるという。
また、ドジャースは前田離脱を受けてカイル・ ガーリック外野手とマット・ビーティ内野手が3Aから昇格する模様。負傷離脱していたケイレブ・ファーガソン投手もILから外れている。
快投を見せた前田が離脱することになったが、先発陣の層は厚い。明日からは敵地を回ることになり、本拠地ドジャー・スタジアムに戻るのは27日(同28日)となるドジャース。ロードでの試合が続くことになるが、防御率1.72の柳賢振投手、4勝負け無しのウォーカー・ビューラー投手らが先発する見込みとなっており、本拠地帰還までに負けが込むようなことはなさそうだ。
15日(同16日)終了時点で、ドジャースはナショナル・リーグ西地区首位。2位のアリゾナ・ダイヤモンドバックスには4.5ゲーム差をつけるなど既に独走モード間近となっているが、前田の復帰登板時にはどのような状況になっているだろうか。重症でないということもあり、最短10日間での復帰も十分ありそうだ。