右手負傷の大谷翔平、X線検査は“異常なし” 左足首捻挫のシモンズはILへ移行か
2019/05/21
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長期離脱ならば戦力大幅ダウン
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)のミネソタ・ツインズ戦で右手薬指にボールを受けた。試合後のX線検査の結果、骨に異常はないことが分かった。米公式サイト『MLB.com』が同日、伝えている。
エンゼルスにとっては恐怖の8回となった。この日、「3番・指名打者(DH)」で先発出場した大谷は、第1打席から四球、三振、三振と安打が出ず、チームも1-3とリードを許して8回を迎えた。
この回、先頭打者として第4打席を迎えた大谷。相手投手は3番手のテイラー・ロジャース投手。2ストライクとなったところ、ロジャースが投じた93.7マイル(約150キロ)の直球が、打ちにいった大谷の右手に当たった。スイング判定となって結果は空振り三振となったが、しばらくうずくまった後、水原通訳らに付き添われてベンチに戻っていた。
患部の状態が心配されていた大谷だが、ひとまず大事には至らなかったようだ。同サイトによると、試合後のX線検査では、患部の右手薬指の骨に異常はなし。骨折には至らなかったことが分かった。
同じく8回裏に左足首をひねり、球団トレーナーの肩を借りて退場したアンドレトン・シモンズ内野手も同検査の結果、骨には異常がなかった。しかし、左足首を捻挫したことにより、負傷者リスト(IL)へ送られると見られている。
主力選手2人が同時にけがを負ったエンゼルス。復帰したばかりの大谷と、攻守ともに要となるシモンズが同時離脱となれはチームへ与える影響は非常に大きい。