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カブス左腕ハメルズ、来季は古巣フィリーズ復帰か 今季4勝負け無し、“魔球”チェンジアップも健在

2019/05/24

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メジャー屈指のイケメン左腕として人気

 シカゴ・カブスのコール・ハメルズ投手が、来季は古巣フィラデルフィア・フィリーズでのプレーを希望しているようだ。米メディア『philly.com』が23日(日本時間24日)、伝えている。
 
 今季でメジャー14年目、35歳のシーズンとなったハメルズ。カブスではエースのジョン・レスター投手に次ぐ2番手として活躍し、10先発で4勝0敗、防御率3.38と安定した投球を披露。復調の兆しを見せるダルビッシュ有投手らとともに強力ローテを結成し、ナショナル・リーグ中地区首位の原動力となっている。
 
 ベテランの投球術が光るハメルズだが、カブスのユニホームに袖を通すのは今季で最後になるかもしれない。同メディアによると、ハメルズが古巣フィリーズでの復帰に前向きであることを明かしており、現在の契約が終了し、フリーエージェント(FA)となる今季オフに復帰する可能性が浮上している。
 
 このことについてハメルズ本人は「でも球団はベテランに複数年契約を与えないだろうね」として、実現するなら単年契約でのプレーになることも予測しているようだ。しかし、J.A.ハップ投手(ニューヨーク・ヤンキース)のようにベテランながら複数年契約を結ぶケースもあるため、今季の成績次第で契約内容も大きく変化するだろう。
 
 ハメルズは2002年にフィリーズから1巡指名(全体17位)され、2006年にメジャーデビュー。最初にプレーしたということもあって思い入れの深い球団かもしれない。2008年には自身がワールドシリーズMVPに輝く活躍で世界一を経験。ルックスの良さもあり、たちまち人気選手の1人となっていった。
 
 テキサス・レンジャーズにトレードされた2015年には、フィリーズ最後の登板(現地7月25日、カブス戦)でノーヒットノーランを達成。最高の形でフィラデルフィアのファンに別れを告げ、デビューから約10年間プレーし続けた球団を後にした。
 
 来季で復帰となれば約4年半ぶりの復帰となるハメルズだが、まだ大きな衰えも見られず、先発投手としてもまだまだ一線級。メジャー屈指のチェンジアップも健在だけに、他にも欲しがる球団は現れそうだ。果たして古巣フィリーズでキャリア晩年を過ごすことは叶うだろうか。



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