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大谷翔平、1安打も最近5試合は6K含む打率.117 エンゼルスは「二刀流」ウォルシュの劇打で連敗ストップ

2019/05/26

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第2打席で走力生かした内野安打マーク

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が25日(日本時間26日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのテキサス・レンジャーズ戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場し4打数1安打だった。
 
 大谷はこの日、昨季自身メジャーで初めて左投手から本塁打を放ったマイナーと対戦。昨季は6打数2安打1本塁打としている相手だ。
 
 大谷は初回の第1打席で外角高め93.5マイル(約150キロ)の速球に空振り三振。その後エンゼルスは3回にコール・カルフーン外野手の第10号ソロ本塁打で1点を先制する。
 
 大谷は4回の先頭打者として第2打席を迎えた。カウント2-2から外角低めのスライダーを引っかけると、打球は一塁へのゴロとなり一旦はアウト判定になったが、エンゼルス側のチャレンジによってセーフに。これによって大谷は自身最長を更新する11試合連続出塁となった。
 
 エンゼルスは、5回に2死満塁と追加点のチャンスを作ったが、2番のマイク・トラウト外野手が右飛に倒れて無得点。リードしているものの、試合の主導権を握るまでには至らない。
 
 両チームともにチャンスで決め手を欠く中、大谷が6回に再び先頭打者として第3打席を迎える。大谷は、この日3度目となったマイナーとの対戦で、今度はカウント1-0から2球目の79.2マイル(約127キロ)のナックルカーブを弾き返したが二ゴロに倒れた。
 
 試合は1-0のまま終盤に突入。エンゼルスはレンジャーズ3番手のジェシー・チャベス投手に対して、先頭の1番デビッド・フレッチャー内野手が右翼線への二塁打で出塁しチャンスを作る。1死二塁となって、ここで大谷が第4打席に立ち、この日初めて右腕との対戦を迎えた。
 
 しかし、カウント2-0から3球目の88.5マイル(約142キロ)のカットボールをバットを折りながら弾き返すも、レンジャーズの遊撃手エルビス・アンドゥルース内野手が後方への打球を好捕。大谷にとっては惜しくも2安打目はならなかった。
 
 エンゼルスは、8回2死から登板しているクローザーのハンセル・ロブレス投手が9回も登板したが、1死一塁から8番のロナルド・グーズマン内野手にタイムリー二塁打を浴び同点とされる。さらに続く代打のルーフネッド・オドーア内野手にもタイムリー安打を浴びて1-2と逆転を許した。
 
 この日初めて追う立場になったエンゼルスは直後の攻撃で意地を見せる。レンジャーズ4番手のショーン・ケリー投手に対して1死からルイス・レンジーフォ内野手が右前安打で出塁すると、続くカルフーンがタイムリー二塁打を放って土壇場で2-2の同点に追い付いた。
 
 なおも2死二塁と一打サヨナラのチャンスは続き、ここで代打のジャレッド・ウォルシュ内野手の放った三塁線への飛球は、アンドゥルースが手を伸ばしたがわずかに届かずフェアグラウンドにポトリ。その間にカルフーンがホームに生還して3-2とサヨナラ勝ちを決めた。ウォルシュにとってはこれがメジャー初のサヨナラ打。大谷に続く「二刀流」として期待される25歳がチームの連敗を「5」でストップさせ存在感を見せつけた。
 
 一方、大谷はこの日4打数1安打で今季の打率は.237。最近5試合では17打数2安打6三振で打率.117と不振に陥っており、明日からの巻き返しを期待したいところだ。

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