ロッキーズ、主砲アレナドが通算200本塁打達成 「質の高い打席」重ね大型契約の期待に応える
2019/05/26
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オフに8年契約合意、最近5試合で3発など打率.625
メジャー7年目のコロラド・ロッキーズのノーラン・アレナド内野手が25日(日本時間26日)、本拠地クアーズ・フィールドでのボルティモア・オリオールズ戦で通算200本塁打を達成した。
アレナドはこの日「4番・三塁」で先発出場し、0-2と2点を追う初回にオリオールズ先発のアンドリュー・キャシュナー投手からタイムリー二塁打を放って反撃。さらに1-3となった3回2死一、三塁のチャンスでは初球の95マイル(約153キロ)の速球を完璧に捉えると、打球は左翼スタンド中段に突き刺さる逆転の第14号3ラン本塁打となった。
これがアレナドにとって通算200本目となる区切りの一発で、メジャー7年目28歳での達成となった。前日にはトレバー・ストーリー内野手が遊撃手として史上最速での通算100本塁打を達成しており、若き強打者2人が連日メモリアルアーチ。4万1239人のファンが詰めかけた本拠地は大歓声に包まれた。
アレナドの一発でリードを奪ったロッキーズだったが、この直後に先発のカイル・フリーランド投手が3ラン本塁打を打たれるなど一挙4失点。4-7と逆転を許した。5回には再びアレナドがタイムリー安打を放ち追い上げたが、ロッキーズ3番手の呉昇桓投手が2失点するなど突き離され、6-9で敗戦。前日に続いての連勝とはならなかった。
米公式サイト『MLB.com』によれば、この日3安打5打点と活躍したアレナドは試合後「200本塁打は本当にクールだね。とても幸せだよ」とコメント。ここ2試合で3本塁打、この日3安打を放ったことで5試合連続安打とし、この間16打数10安打3本塁打7打点で打率.625という絶好調ぶりだが、「質の高い打席を持つようにしている」と充実感を漂わせた。
これまで3度のナショナル・リーグ最多本塁打(2015年:42本、2016年:41本、2018年:38本)をマークするなど、メジャーリーグを代表するスラッガーとして君臨するアレナド。開幕前には8年総額2億6000万ドル(約287億円)という大型契約に合意しており、球団やファンの寄せる大きな期待とともに今後の活躍に注目だ。