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唯一の“大谷型二刀流”マッケイ、「投手」好調で3Aに昇格 二刀流育成の課題は投打のバランス

2019/05/29

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『MiLB.com』のスクリーンショット



3Aでも二刀流は継続

 このようにマッケイの投打成績に大きなアンバランスがあることから、レイズの育成方針が注目されていたが、3Aでも依然として二刀流選手としての起用が続くようだ。
 
 3A昇格直後の5月26日(同27日)は打者として「7番・DH」で先発出場し、4打数0安打1打点。1日休息を挟んで、28日(同29日)には投手として先発登板し、5回を投げ、被安打3、失点0、奪三振4、四死球0の申し分ないパフォーマンスを見せつけ、勝利投手の権利を持って降板した。2Aから続く連続無失点記録は25回に到達した。
 
 レイズは二刀流選手の育成に最も力を入れている組織だ。マッケイと同じダーハム・ブルズではジェイク・クローネンワース内野手が今シーズンから投手としても二刀流に挑戦しているし、1A+のシャーロット・ストーン・クラブスには昨年から外野手兼リリーフ投手で起用されているタナー・ドッドソンがいる。
 
 他チームでも、大谷のチームメイトであるエンゼルスのジャレド・ウォルシュ内野手が今シーズンから二刀流に挑戦を始めている。
 
 だが、大谷とマッケイ以外の選手は投手としての役割はリリーフ投手であり、かつてのベーブ・ルースのような先発投手と打者を兼ねる二刀流選手は今のところこの2人以外には見当たらない。
 
 右肘の故障のため、大谷は今シーズンを打者に専念すると見られている。大谷の投手復帰が先か、マッケイのメジャー昇格が先か、楽しみな状況になってきた。
 
 
角谷剛

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