平野佳寿、サヨナラ打浴びて3敗目 ダイヤモンドバックスはロッキーズに4連戦全敗
2019/05/31
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元阪神・呉昇桓は3勝目で平野と明暗分かれる
アリゾナ・ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手が30日(日本時間31日)、敵地クアーズ・フィールドでのコロラド・ロッキーズ戦にリリーフ登板。延長10回にサヨナラ打を浴び、今季3敗目を喫した。
27日(同28日)の同カードでは2/3回を投げて2失点を喫するなど、不安定な状態が続く平野。この日も、期待された役割を果たすことはできなかった。
3回までで5-7と序盤から激しい点の取り合いとなったこの試合。10-10で迎えた延長10回表ダイヤモンドバックスの攻撃は、阪神タイガースでもプレーした呉昇桓投手に封じ込められて無得点。そしてその裏、7番手として平野がマウンドに上がる。
先頭のラミエル・タピア外野手をスプリットで空振り三振に斬り、幸先よく1死を取った平野だったが、ここからロッキーズ打線に捕まった。次打者のトレバー・ストーリー内野手に84.9マイル(約135キロ)のスプリットを捉えられ二塁打とされると、続く打者に進塁打を許し、2死三塁とピンチ拡大。続く打者は、試合前まで打率.333、15本塁打、46打点とナショナル・リーグ屈指の成績を誇るノーラン・アレナド内野手で、バッテリーは勝負を避けることを選択した。
2死一、三塁となり、この日2安打を放っているダニエル・マーフィーとの対戦となると、1球目、3球目とスプリットがワンバウンドするボールとなるなど制球が定まらない平野。そのまま4球目も外角一杯に84.9マイル(約135キロ)のスプリットを投じたが、マーフィーはこれを上手く弾き返し、打球は左翼前へ。ロッキーズファンの大歓声の中、ストーリーが生還して、ダイヤモンドバックスは10-11で敗れた。
この日、平野は2/3回(17球)を投げて被安打2、与四球1、失点1。今季3敗目となり、防御率は5.75になった。なお呉昇桓には今季3勝目となる勝ち星が付いた。
ダイヤモンドバックスは4連敗でナ・リーグ西地区4位まで転落。2位サンディエゴ・パドレスまでのゲーム差は1.5と詰まっているだけに、平野の復調は大きなカギとなりそうだ。