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カブス、通算233本塁打のゴンザレスとマイナー契約で合意 実績抜群も今季は不振で戦力外に

2019/05/31

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ロッキーズでは10年プレー

 シカゴ・カブスはクリーブランド・インディアンスから戦力外となっていたカルロス・ゴンザレス外野手とマイナー契約で合意した。米公式サイト『MLB.com』が30日(日本時間31日)、伝えている。
 
 ナショナル・リーグ中地区首位を走るカブスが、2位ミルウォーキー・ブリュワーズの追い上げもある中、新たな補強を行ったようだ。
 
 カブスはインディアンスから戦力外となっていたゴンザレスとマイナー契約を締結。3Aのアイオワ・カブスでプレーする見通しだが、同サイトによると、ゴンザレスには早い段階でのメジャー昇格に大きなチャンスがあるという。今季はインディアンスで30試合に出場して打率.210、2本塁打、7打点の成績だった。
 
 今季でメジャー12年目を迎えたゴンザレスにとって、カブスはメジャー4球団目となる所属先になった。2008年にオークランド・アスレチックスでメジャーデビューしたゴンザレスは、翌09年にコロラド・ロッキーズで主力選手として成長。10年には首位打者(打率.336)を獲得、15年には40本塁打を放っている。
 
 また、ゴールドグラブ賞も3度(10年、12年~13年)獲得し、20本塁打&20盗塁を4年連続(10年~13年)で達成するなどオールラウンドに活躍。昨季限りで10年間過ごしたロッキーズを退団となった。
 
 コロラドのファンに別れを告げ、今季からはインディアンスでプレー。しかし、打球速度は昨季から大幅に低下し、ゴロ率も急上昇。22安打中、長打は3本のみ(二塁打1本、本塁打2本)で、かつてのような長距離砲の面影は見られなくなっていた。OPS(出塁率+長打率)も.558まで低下し、不振から抜け出せないまま22日(同23日)に戦力外となった。
 
 守備、走塁は最盛期からは衰えが見えているゴンザレス。打撃がメジャーで生き残るための生命線となるが、長距離砲は復活となるだろうか。ポストシーズン進出も有力視されているカブスではライバルとなる外野手も多いが、新天地でもう一花咲かせたいところだ。



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