ドジャース・前田健太、6回2失点で7勝目 月間4勝は自身2度目、登板4戦連続勝利は3度目
2019/06/01
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3回までパーフェクト、5回に味方打線が奮起
ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が31日(日本時間6月1日)、本拠地ドジャー・スタジアムでのフィラデルフィア・フィリーズ戦に先発登板し、6回2失点で今季7勝目を挙げた。
今季すでに6勝を挙げている前田。26日(同27日)以来となる中4日でのマウンド。前回登板では5回3失点だったが、5月はここまで4試合で2度のクオリティースタート(6回以上を投げて自責点3以下)と安定感を見せている。
この日は過去3勝1敗、防御率4.55としているフィリーズ戦。現在ナショナル・リーグ東地区首位と好調ながら、好相性のチーム相手にどんな投球を見せるか注目された。
前田は初回、先頭のアンドリュー・マカッチェン外野手を83.2マイル(約132キロ)のスライダーで空振り三振を奪うと、後続のジーン・セグーラ内野手は右直、ブライス・ハーパー外野手も左飛と3者凡退に抑える。2回、3回も打者1人の出塁を許さず、パーフェクトの内容で序盤を投げ切った。
ドジャースは、3回にマックス・マンシー内野手がフィリーズ先発のジェイク・アリエタ投手から第12号2ラン本塁打を放って2点を先制。好投の前田に援護点をプレゼントする。
リードをもらった前田だったが、4回にマカッチェンにソロ本塁打を浴び1失点。さらに5回には 死球と安打で一、二塁のピンチを招くと投手のアリエタにタイムリー安打を浴びて2-2の同点に追い付かれた。
それでも、この日はドジャース打線が活発だった。直後の攻撃で先頭のジョク・ピーダーソン外野手が第17号ソロ本塁打を放って勝ち越すと、コーリー・シーガー内野手にも第7号2ラン本塁打が飛び出して5-2と一気に突き離した。
この時点で勝ち投手の権利を得た前田は、続く6回を3者凡退に抑えてお役御免。この日は6回88球(ストライク57球)を投げて被安打3、無四球、奪三振6、失点2で防御率は3.61となった。
ドジャースは終盤8回にエンリケ・ヘルナンデス内野手の第9号ソロ本塁打でさらに1点を追加。9回に1点を返されたが、最後はクローザーのケンリー・ジャンセン投手がフィリーズの反撃を抑えて6-3で勝利を収め、3連勝を飾った。
先発の前田はルーキーイヤーの2016年8月以来となる自身2度目の月間4勝、2017年7月7日(同8日)~8月1日(同2日)に記録して以来2年ぶり3度目となる登板4試合連続勝利で今季7勝目を挙げた。