大谷翔平、2三振含む音なし4タコで打率.238 エンゼルスは終盤の一発攻勢で連敗阻止
2019/06/02
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左腕ミローンに苦戦…第5打席はまたもチャレンジで判定覆る
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が1日(日本時間2日)、敵地Tモバイルパークでのシアトル・マリナーズ戦に「3番・指名打者(DH)」として先発出場し、4打数無安打に終わった。チームは終盤にもつれ込む接戦を制して連敗を阻止している。
前日に10試合ぶりとなる第3号ソロ本塁打を含む2安打2打点と活躍した大谷。この日はマリナーズ先発のメジャー47勝左腕、トミー・ミローン投手に苦戦する。
初回、1死一塁の場面で第1打席に立った大谷は、ミローンに速球、カーブ、スライダーを駆使されカウント2-2と追い込まれると、最後は外角低め88.4マイル(約142キロ)の速球を見逃して三振に倒れた。
しかしエンゼルスは、続く4番のアルバート・プホルス内野手が第10号2ラン本塁打を放って2点を先制。プホルスにとってはこれが通算643号の本塁打となった。
大谷の第2打席は3回。1死二塁と追加点のチャンスだったが、ここでもカウント1-2から外角低め87.8マイル(約141キロ)の速球を弾き返したが左直に打ち取られ2打席連続で凡退した。しかし、この後セザー・プエヨ外野手にタイムリー二塁打が出て3-0とリードを広げた。
エンゼルスは先発の左腕アンドリュー・ヒーニー投手は、左肘の炎症から復帰してこの試合が2戦目。3回まで無失点に抑えていたが、4回にエドウィン・エンカーナシオン内野手に第14号ソロ本塁打を浴びて3-1と2点差に迫られる。
大谷は5回の第3打席でミローンとこの試合3度目の対戦を迎えたが、無死一、二塁のチャンスで76.5マイル(約123キロ)のスライダーに空振り三振。絶好機の場面で走者を動かすことができず、もどかしい打席が続く。
エンゼルス打線が追加点を挙げられないまま試合は6回に入り、マリナーズが再び牙を向く。ここまで1失点でしのいできたヒーニーが、エンカーナシオンにこの日2本目となる第15号2ラン本塁打をバックスクリーンに運ばれてついに3-3の同点に追い付かれた。
ここまで音なしの大谷は7回、2死二塁の場面でマリナーズ2番手の右腕ブランドン・ブレナン投手と対するも四球。この日初めての出塁となったが、後続の打者が倒れて得点には繋がらなかった。
それでも、エンゼルスは連敗阻止へ向けて意地を見せる。8回に8番のコール・カルフーン外野手が第12号2ラン本塁打で勝ち越しに成功すると、9回には2番マイク・トラウト外野手がマリナーズ5番手のチェイセン・ブラッドフォード投手から2試合連続となる第14号ソロ本塁打を放って6-3とリードを広げた。
この流れに大谷も続きたいところだったが、カウント0-2から85.6マイル(約138キロ)のチェンジアップを引っかけ一ゴロ。カバーに入ったブラッドフォードとの競走になり一度はセーフの判定になったが、マリナーズ側のチャレンジ(ビデオ判定)によってアウトに判定が覆った。大谷はこの日2三振を含む4打数無安打1四球で打率.238。連続安打は「4」でストップした。
エンゼルスは4番手として登板したクローザーのハンセル・ロブレス投手が9回を無失点に抑えて6-3で勝利。連敗を阻止して6月を白星でスタートさせた。