大谷翔平、無安打も鋭い打球で3失策の珍記録 エンゼルスは“初づくし”で快勝
2019/06/03
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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が2日(日本時間3日)、敵地でのシアトル・マリナーズ戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場した。安打こそなかったものの、犠飛や相手失策による3度の出塁でチームに貢献。エンゼルスは13-3で快勝している。
第1打席は、インハイのボール球を振らされて三振に倒れた大谷。2回に早くも回ってきた第2打席は、1死満塁の大チャンス。2ストライクと追い込まれてからの4球目、チェンジアップにタイミングを合わせると、右翼の深いところまで打球を飛ばし、犠牲フライで打点を挙げた。
第3打席はレフト方向にいい当たりを飛ばすも左翼手正面のライナーに終わる。続く第4打席、マリナーズの三塁手シーガーを襲う鋭い打球を飛ばして失策を誘うと、次打席ではシフトで詰まった一、二塁間への打球を二塁手と遊撃手が重なり、再びエラーで出塁。さらには9回、第6打席で三塁方向への打球となると、シーガーの送球が高く浮き、判定はセーフ。記録は悪送球となり、3打席連続で失策での出塁という珍記録となった。
この日の大谷は、5打数無安打1打点、1三振の内容で、打率.225、OPS.630となっている。
試合は、2回にプホルスの3ランなどで7点を挙げ、一気に流れを掴むと、5回にもトラウトの適時打などで一挙5得点。6回にはレンヒフォのメジャー初本塁打が飛び出すなど、計15安打13得点と打線が爆発した。投げては、先発のスアレスが6回途中を3失点でまとめ、メジャー初先発初勝利。9回には二刀流ウォルシュが1回を無失点で締めた。