ブリュワーズ、新人ヒウラをマイナー降格へ 主力復帰による措置も…再昇格は時間の問題か
2019/06/04
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昨季30発コンビが極度の不振
ミルウォーキー・ブリュワーズのケストン・ヒウラ内野手がマイナーへ降格となった。米メディア『Forbes』が3日(日本時間4日)、伝えている。
マイナー時代からその打棒を高く評価され、今季ついにメジャーデビューを飾ったヒウラ。デビュー後は17試合の出場で打率.281、5本塁打、9打点、OPS(.333+.531).865と結果を残し、メジャーでもその実力を見せつけていた。
しかし、ブリュワーズはヒウラを3Aサンアントニオ・ミッションズに降格させることを決定。同メディアによると、負傷者リスト(IL)入りしていたトラビス・ショウ内野手の復帰によって、ロースター25人枠の1枠を確保するための措置だという。
再びメジャー昇格を待つことになったヒウラだが、チーム事情を考えると、再昇格までは時間の問題かもしれない。
ヒウラの代わりにILから復帰したショウは、今季40試合に出場して打率.163、4本塁打、8打点と不振は深刻。昨季まで2年連続で30本塁打を放ち、二塁と三塁を中心に複数のポジションを守ることのできる優れた選手であるが、今季は苦しんでいる。
また、昨季はチームの主砲までに成長したへスス・アギラ内野手も極度の不振に陥っている。ここまで51試合で打率.190、4本塁打、23打点、OPS.607となっており、昨季35本塁打、OPS.890をマークしていたことを考えると、大幅な成績ダウンとなっている。
現在はクリスチャン・イェリッチ外野手やマイク・ムスタカス内野手、新加入のヤズマニ・グランダル捕手らが打線を支えているが、不振に喘ぐ2人が復調しないようであれば、地区首位が盤石とならないだろう。夏場になるまでに首位争い中のシカゴ・カブスとは少しでも差をつけておきたいところ。ペナントレースの行方を占うのは、22歳ヒウラの存在かもしれない。