エンゼルス・大谷翔平、キャリア初4打点の活躍でサヨナラ勝ちに貢献 超強力上位打線トリオが機能
2019/06/06
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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が5日(日本時間6日)、本拠地でのオークランド・アスレチックス戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場。4打数2安打、1本塁打、4打点の成績で、4時間を超える熱戦を制した。
初回、エンゼルスの攻撃はラステラの先制本塁打で始まり、幸先よく1点をリードしたが、2回、3回と得点を入れられ、1-7とされる。嫌なムードが漂う中迎えた3回裏の攻撃は、1死からラステラが安打で出塁すると、トラウトが反撃の狼煙となる一発を放ち2点を返す。
さらに、第1打席はチェンジアップを振らされ空振り三振に倒れた大谷が、ライト前に鋭い当たりを飛ばして後に続くと、プホルスも二塁打を放って4連打。カルフーンの内野ゴロとフレッチャーの適時打で、この回4点を返した。
そして5-7で迎えた4回、レンヒフォの安打とラステラの四球で1死一、二塁のチャンスを作ると、前の打席本塁打のトラウトに打席が回る。しかし、トラウトは高く打ち上げて中飛に倒れると、チャンスは大谷に託される。2死一、二塁、1ボール1ストライクからの3球目、大谷は高めの速球を振り抜くと、高く上がった打球はセンターフェンスを越え、今季第5号逆転3ラン本塁打となった。
だが8回、オルソンに同点の適時打を許すと、続くデービスの打席で、代わったばかりの6番手ロブレスがワンバウンド投球し、それを見た三塁走者のチャップマンが本塁に突入。一度はアウト判定となったものの、チャレンジで判定が覆り、ワイルドピッチで再逆転を許した。
直後の8回裏、ルクロイ、ラステラの安打で2死一、二塁のチャンスを作ると、トラウトは申告敬遠され、2死満塁と一打逆転のチャンスが訪れる。
左腕バックターとの対戦となった大谷は、好球必打を徹底。ボール球には手を出さず、ストライクゾーンの球をスイングし、フルカウントまで持っていくと、6球目低めに外れたボールを見送り、同点となる押し出し四球を選んだ。なおも2死満塁のチャンスだったが、プホルスは三振に倒れた。
試合は9回裏、グッドウィンが2死から安打で出塁すると、すかさず盗塁してチャンスを広げる。2死二塁となって、この日初打席のダーノウが、ワンバウンドで左翼スタンドに入る二塁打を放ち、10-9でサヨナラ勝利を収めた。
この日の大谷は4打数2安打、1本塁打、1四球、4打点。打率は.250まで上昇している。