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8カ月ぶりの一打出た!ヤンキース・グレゴリウスが復帰 2安打でTJ手術からの復活アピール

2019/06/08

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ヤンキースは今季40勝目前

 右肘の靭帯再建手術(通称:トミー・ジョン手術)を受けてリハビリを続けていたニューヨーク・ヤンキースのディディ・グレゴリウス内野手が7日(同8日)、クリーブランド・インディアンス戦で復帰。チームは敗れたが、2安打を放って復帰戦を飾った。
 
 昨年10月に手術を受け、リハビリを重ね続けていたグレゴリウス。マイナーでの試合にも出場し、復帰に向けて実戦を着実にこなしていた。そしてこの日、敵地プログレッシブ・フィールドでのインディアンス戦に「5番・遊撃」で先発出場。約8カ月ぶりにメジャーリーグの土を踏んだ。
 
 今季初打席は2回、無死一塁の場面で回ってきた。真ん中に甘く入った93.8マイル(約150キロ)の直球を右方向へ打ち返した。長打になるかと思われたが、右翼手の好返球もあってグレゴリウスは二塁でアウトに。しかし、見事な初球打ちで今季初安打(記録は右前安打)をマークし走者も三塁へ進めた。
 
 その後、四球で1死一塁、三塁となったところで、クリント・フレイジャー外野手が二塁打を放って1点を先制。続く3回にはアーロン・ヒックス外野手のソロ本塁打で2-0とリードする展開になる。
 
 4回、先頭打者として第2打席を迎えたグレゴリウスは、相手先発のザック・プリーサック投手の緩急を使った投球に苦しむ。速球とチェンジアップ、カーブを交えた投球でカウント2-2まで追い込まれたが、6球目の速球うを三塁へ弾き返して内野安打。1打席目と同じく確実に速球を捉えた。
 
 その後インディアンス打線につかまったヤンキース投手陣は、8回終了までに5失点。グレゴリウスも第3打席は右飛に倒れ、2-5と3点ビハインドで9回を迎える。
 
 グレゴリウスの復帰戦を勝利で飾りたいヤンキース。しかしクローザーのブラッド・ハンド投手に歯が立たず、2者連続三振。2死となったところでグレゴリウスに4打席目が回ったが、切れ味鋭いスライダーに敵わず空振り三振。3者連続三振で試合を締めくくられ、ヤンキースは2-5で敗れた。
 
 9回を完全に抑えられ、反撃の糸口をつかむことのできなかったヤンキースだが、この日のグレゴリウスは4打数2安打と活躍。自らのバットで故障を乗り越えたことを証明した。あと1勝で今季40勝利に到達するヤンキースにとって頼もしい存在が復活したと言えるだろう。



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