マーリンズ日系右腕ジョーダン・ヤマモト、7回無失点デビュー 元巨人・マイコラスは5失点で7敗目
2019/06/13
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マイアミ・マーリンズの日系人ジョーダン・ヤマモト投手が12日(日本時間13日)、本拠地でのセントルイス・カージナルス戦で先発初登板。デビュー戦は、元巨人の昨季最多勝投手マイルズ・マイコラスとの投げ合いとなったが、7回3安打無失点の好投で、初勝利を飾った。
ヤマモトは初回、90マイル(約145キロ)前後の直球と緩い球のコンビネーションで打たせて取り、8球で三者凡退とする。援護点をもらった2回には、6番ウォンからメジャー初三振を奪うなど、この回も出塁を許さない。
クーパーの満塁弾で4点を追加し、5-0とリードをもらったヤマモトは、3回まで無安打ピッチングを披露。4回にはデヨングの二塁打と、ゴールドシュミットの安打で無死一、三塁のピンチを背負う。しかし、オズーナを左翼ファウルフライに打ち取ると、続くモリーナを併殺に仕留め、この日最大のピンチを無失点で切り抜けた。
5回以降は危なげないピッチングでカージナルス打線を翻弄。6回には2者連続三振も記録した。ヤマモトは7回を投げ切り、95球でマウンドを降りた。
マーリンズは、打線が6回と8回にも得点を挙げると、リリーフ陣も無失点で繋ぎ、9-0の快勝。ヤマモトにはメジャー初白星がついた。
この日のヤマモトは、7回を投げ、被安打3、奪三振5、与四球2、無失点と最高のデビューを飾った。一方、投げ合ったマイコラスは、5回5失点と試合を作れず、今季7敗目(4勝)。防御率は4.83となるなど、昨季の最多勝投手が今季は苦戦している様子だ。