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元レッドソックス・オルティス氏の銃撃犯逮捕、85万円で依頼されたヒットマンの犯行か

2019/06/13

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現在の容態は安定

 ボストン・レッドソックスなどで活躍したデビッド・オルティス氏が銃撃された事件で、実行犯を含む6人が逮捕された。米メディア『USA TODAY』が12日(日本時間13日)、伝えている。
 
 通算541本塁打の実績を誇り、メジャーリーグを代表するスラッガーとして活躍したオルティス氏だが、連日衝撃的なニュースが取り上げられている。
 
 9日(同10日)、母国であるドミニカ共和国のバーにいたオルティス氏は強盗に遭遇。腰に銃弾を浴び、緊急手術を受けることになった。手術を終えた現在の容態は安定しており、命に別状はないという。
 
 しかし、事件は単なる強盗ではなかったようだ。同メディアによると、オルティス氏を銃撃した実行犯を含む容疑者6人が逮捕された。そのグループは40万ドミニカペソ(約85万円)でオルティス氏の銃撃を依頼されたとのことで、強盗ではなくヒットマンによる犯行だった可能性が浮上している。
 
 また、犯行グループが銃撃事件に関与した動機、そして誰に依頼を受けたかについて当局はまだ明かしていないとのこと。すぐに容疑者は逮捕されたが、オルティス氏がターゲットにされていたことが判明してから事件はさらに大きな話題を呼んでいる。
 
 オルティス氏は1997年にミネソタ・ツインズでメジャーデビュー。2003年から現役引退の2016年まで14シーズンをレッドソックスで過ごし、豪快な本塁打でファンを魅了してきた。移籍2年目の2004年にはその打棒でレッドソックスを86年ぶりに世界一へ導いた。
 
 また、2013年にはボストンマラソン爆弾テロ事件で傷の癒えない街を鼓舞し、前年最下位だったレッドソックスを世界一に導いて大きな感動を生んだ。ポストシーズンでの勝負強さは歴代でも屈指のもので、2007年にもワールドシリーズを制している。計3回の世界一で、中心にいたのはいつもオルティス氏だった。
 
 野球とは違った形で報道されることになってしまったオルティス氏。ボストンでの人気は絶大なだけに、レジェンドが元気な姿で戻ってくることが願われる。



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