カブスに加入の守護神候補キンブレル、打者相手に投球練習開始! 首位争いのチームをさらに加速へ
2019/06/15
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クレイグ・キンブレル投手がシカゴ・カブスと合意してから約1週間。昨オフにフリーエージェント(FA)となり、今月5日(日本時間6日)まで所属先の決まっていなかったクレイグ・キンブレル投手だが、今季初登板に向け、打者相手の投球練習を行ったことがわかった。公式サイト『MLB.com』が13日(日本時間14日)、伝えた。
キンブレルは昨季、ボストン・レッドソックスの抑え投手として世界一に貢献。契約が切れたタイミングでFAとなっていたが、高額・長期間の契約を要望したために獲得に乗り出すチームはなく、今季開幕を無所属で迎えていた。キンブレルの獲得には、ドラフト指名権譲渡が条件となっていたが、ドラフト会議が終了したことで譲渡の義務が消滅。カブスが3年4300万ドル(約47億円)で獲得を決めた。
キンブレルは実戦から長期間離れていたため、しばらくは調整期間を設ける方針。そんな中、『MLB.com』によると、アリゾナ州で調整中のキンブレルは打者を相手に24球を投げたという。カブスのGMを務めるセオ・エプスタイン氏は「彼の状態は順調なようだ」としたうえで、今後は少なくとも一度の実戦形式の打撃投手、そしてマイナーでの登板を予定していると強調した。
チームは現在、首位を走るミルウォーキー・ブリュワーズに1ゲーム差のナショナル・リーグ中地区2位。昨季と同様、優勝争いではこの二球団による激しいデッドヒートを予感させるここまでの展開だ。守護神候補がチームに合流すれば、投手陣はさらに厚みを増す可能性大。長いシーズンとポストシーズンを戦い抜く最後の1ピースが集まろうとしている。