MLBで107年ぶり快挙!2日連続でサイクル安打誕生 大谷翔平に続いてインディアンス外野手が達成
2019/06/15
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23歳インディアンス外野手の「8番打者」が達成
クリーブランド・インディアンスのジェイク・バウアーズ外野手が14日(日本時間15日)、敵地コメリカ・パークでのデトロイト・タイガース戦でサイクル安打を達成。前日のロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手に続き2日連続での快挙が生まれた。
メジャー2年目23歳のバウアーズはこの日「8番・指名打者(DH)」で先発出場し、2回の第1打席にタイガース先発のライアン・カーペンター投手から先制の適時二塁打を放つ。
4回の第2打席には投手への内野安打を記録すると、9-3とリードを広げてなおも2死二塁でこの回2度目の打席。ここで2番手バック・ファーマー投手から適時三塁打を放ち、いよいよサイクル安打に王手とする。
残るは本塁打。6回の第4打席は見逃し三振に倒れたものの、迎えた8回の第5打席で4番手のブレイン・ハーディ投手に対して右中間スタンドへ第8号2ラン本塁打を放ち、サイクル安打を“完結”させた。
球団史上9人目のサイクル安打を達成したバウアーズはこの日、二塁打、単打、三塁打、そして本塁打の順にマーク。5打数4安打4打点で打率を前日までの.209から.222に上昇させた。バウアーズの活躍もあって、インディアンスは17安打13得点を挙げて13-4で大勝している。
前日にはエンゼルスの大谷が敵地でのタンパベイ・レイズ戦でサイクル安打を達成しており、バウアーズがそれに続いて快挙達成となった。
メジャーリーグで2日連続でサイクル安打が生まれたのは、1912年以来107年ぶり3度目という歴史的な記録だ。米スポーツ専門サイト『ESPN』によれば、1912年は6月9日(同10日)にトリス・スピーカー氏、10日(11日)にチーフ・メイヤーズ氏が達成。さらに遡ると、1885年6月12日(同13日)にデーブ・オル氏、13日(同14日)にジョージ・ウッド氏が達成している。
メジャーリーグではこれまで327度目のサイクル安打が生まれているが、大谷はその326回目。それだけでも球史に残る素晴らしい記録だが、思わぬ形でさらなる“レアケース”として名を残すこととなった。