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MLBで今季最高難易度のスライディングが成功!? 公式サイトも「ニンジャ・ムーブ」と絶賛!

2019/06/21

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 シンシナティ・レッズは20日(日本時間21日)、ミルウォーキー・ブリュワーズと対戦。この試合でレッズのジェシー・ウィンカー外野手が見せた三塁へのスライディングが全米で話題を席巻している。試合は7‐1でレッズが勝利を収めた。
 
 衝撃のプレーが飛び出したのは2回裏のレッズの攻撃。先頭が倒れて1死無走者の場面で「1番・左翼」で先発出場したウィンカーに打席が回った。カウント1‐0からの2球目を振りぬいた鋭い打球は中堅手の横を抜け、左中間最深部へ転々。ブリュワーズ中堅手のロレンゾ・ケイン外野手が追いかける中、ウィンカーは二塁ベースを蹴った。
 
 しかし、ケインの好返球と遊撃手のカットプレーがきれいに決まり、三塁へのスライディングは完全にアウトのタイミング。三塁手トラビス・ショウ内野手がウィンカーの左足にタッチしたかに見えた。しかしここでウィンカーは左足に急ブレーキをかけて立ち上がり、ショウの背中を乗り越えてベースにタッチ。判定はアウトとなったが、リクエスト成功により覆り、セーフとなった。
 
 この場面をMLB公式動画特集サイト『カット4』は「今季最高のスライディング? 可能性大!」とタイトルをつけて紹介。公式サイト『MLB.com』も、「ジェシー・ウィンカーがニンジャ・ムーブでタッチを回避」との記事を発表した。
 
 ウィンカーは2017年に47試合、2018年は89試合と出場機会を着実に伸ばしてきた25歳で、抜群の選球眼とパンチ力が武器の外野手。今季は67試合出場、打率.252、12本塁打、25打点、OPS(出塁率+長打率).804と好成績で、キャリアハイ更新ペースの期待の若手だ。
 
 試合は初回、押し出し四球と適時打でいきなり3点を先制したレッズ。4回裏に1点を返されるが、5回に2点、7回に2点と中押しに成功し、投手陣もブリュワーズ打線の反撃を寄せ付けず7‐1で勝利を収めた。

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