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延長11回1点差のピンチ、マーリンズ・ロモがけん制球で試合を強制終了! カージナルスはぼう然

2019/06/21

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 マイアミ・マーリンズは20日(日本時間21日)、セントルイス・カージナルスと対戦。延長11回の激闘の末、最後のワンプレーは二塁けん制刺というまさかの結末に終わった。けん制球を投じたセルジオ・ロモ投手をはじめ、歓喜に沸くマーリンズに対し、カージナルスはあっけに取られたまま敗北となった。7‐6でマーリンズが勝利した。
 
 試合は4回表にマーリンズが先制。5回に1点を返されて追いつかれると、6回に2点を奪って勝ち越しに成功した。さらに1点を追加して4‐1としたものの、7回裏に2失点。8回表には5点目を挙げて再び突き放すも、裏のリリーフが踏ん張れずに同点に追いつかれていた。
 
 9回は両軍無得点で延長戦に突入すると、10回にも得点は入らず。均衡が再び破れたのは11回表のマーリンズの攻撃だった。四球の走者を一塁に置き、JT.リドル内野手が右翼席に飛び込む勝ち越し2点本塁打。ついに激戦も勝負が決したかに思われた。
 
 だが、ここで簡単に終わらないのが今季のカージナルスだ。アリゾナ・ダイヤモンドバックスから加入のポール・ゴールドシュミット内野手が中前安打で出塁すると、続く元マーリンズのマーセル・オズーナ外野手は二ゴロで1死一塁。さらに2死となるが、MLBを代表する名手ヤディアー・モリーナ捕手が左翼線に適時二塁打を放って1点を返した。
 
 ここで、モリーナに代走でジャック・フラハティ投手。7‐6と1点ビハインド、2死二塁と同点のチャンスでの起用となった。しかし、マウンドのロモが初球を投じる前、サインを覗くタイミングでフラハティは目を切ってしまい、ベースとの距離感を確かめてしまった。すかさず遊撃手のヤディエル・リベラ内野手が二塁ベースに駆け込み、ロモはけん制球。フラハティは戻りきれず、タッチアウトとなってしまった。
 
 思いがけない形での決着に、大騒ぎのマーリンズサイドとぼう然とするカージナルスサイドと、はっきり明暗が分かれることとなった。

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