まばたき厳禁! MLB史上最速級のバックトス成功でカージナルス内野陣が球史に残るダブルプレー奪取
2019/06/24
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セントルイス・カージナルスは23日(日本時間24日)、ロサンゼルス・エンゼルスと対戦。アルバート・プホルス内野手の凱旋、マイルズ・マイコラス投手と大谷翔平投手のNPB出身対決など、話題には事欠かないカードとなった。そんな中、この試合でカージナルス内野陣がみせた併殺プレーも全米で話題を呼んでいる。
2回表、エンゼルスがトミー・ラステラ内野手の適時打で1点を先制。カージナルス先発マイコラスの出鼻をくじく攻撃を見せた。話題のプレーが生まれたのは0‐1とビハインドで迎えた3回表のカージナルスの守備。先頭のジャスティン・アップトン外野手が四球で出塁し、2人目のコール・カルフーン外野手の打席だった。
マイコラスの2球目のチェンジアップを捉えた当たりは、二塁を守るコルテン・ウォング内野手へのゴロ。高いバウンドとなり、落下点にグラブを合わせたウォングは捕球とほぼ同時にバックトスを試み、遊撃手の胸元への完ぺきなパスを成立させた。この併殺打でエンゼルス打線は意気消沈。序盤は状態の上がらなかったマイコラスを盛り立てる、素晴らしい守備となった。
試合はその後もロースコアで展開し、0‐2とカージナルス2点ビハインドのまま9回表へ。ここでエンゼルスがまさかの打者一巡の猛攻を見せ、4点を追加。カージナルスは最後の攻撃もあっさりと2死となり、万事休すかと思われた。しかし、ここからは必死の粘りで猛追。4点を奪うが、最後はあと一歩及ばず4‐6と敗れた。
古巣カージナルスの本拠地での最後の勇姿とされたプホルスは、5打数2安打とマルチ安打の活躍。大谷翔平投手は代打出場で安打を放った。