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ロンドンの悪夢…田中将大、大乱調をひも解く 結果球は低めなのになぜ?悲劇を生んだのは何か

2019/06/30

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「言い訳できない」信頼され託された右腕は多くを語らず

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が29日(日本時間30日)、英国ロンドンのロンドンスタジアムの特設球場で行われたボストン・レッドソックスとの「ロンドンシリーズ」第1戦に先発登板したが、メジャー自己最短となる2/3回6失点だった。
 
 メジャーリーグ史上初となるヨーロッパでの公式戦開催、英国のロンドンスタジアムで行われた歴史的一戦は、17-13という思わぬ大乱戦でヤンキースが先勝した。
 
 チームで現在最も安定しているとされた田中が先発したが、初回から大乱調。直前に味方打線が爆発し6点を先制したが、田中は先頭打者に四球を与えると、続くラファエル・デバース内野手に適時二塁打を浴びあっさり失点する。
 
 さらに2者連続四球で満塁とすると、1死後にクリスチャン・バスケス捕手に犠飛、ブロック・ホルト内野手に適時打を許し6-3と3点差に。なおも一、二塁とピンチは続き、8番のマイケル・チェイビス内野手にバックスクリーンへ3ラン本塁打を浴びて6-6の同点に追い付かれた。
 
 6点のリードを持って登ったマウンドで、37球を要して一気にそのリードを吐き出してしまった田中。結局メジャー移籍後最短となる2/3回を被安打4(本塁打1)、与四球2、奪三振0、失点6という成績で英国のマウンドを降りることになった。ヤンキースは17-13というスコアで勝利を収め、田中に負けは付かなかったものの、悔しいマウンドになったことだろう。

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