ブルージェイズ新人ゲレーロJr.、球宴ホームラン競争出場 グリフィーJr.氏抜き史上最年少
2019/07/02
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メッツ驚異の新人アロンゾと直接対決も
オールスターゲームの前日である7月8日(日本時間9日)に行われるホームランダービーに、トロント・ブルージェイズの新人ブラディミール・ゲレーロJr.内野手の出場。史上最年少での参戦が決まった。米公式サイト『MLB.com』が1日(同2日)、伝えている。
メジャー昇格前からNo.1有望株の高評価を受け、5月に初昇格を果たしてからは多少苦戦しているゲレーロJr.。しかし、打球速度の速さや特大本塁打でその才能の片鱗をのぞかせている。
そんなゲレーロJr.がオールスターゲーム前日に行われるホームランダービーへの出場が決定。同サイトによると、20歳と114日時点での出場は史上最年少。1990年のケン・グリフィーJr.氏(元シアトル・マリナーズ)よりも116日若い出場になるという。
もちろんダービー優勝となれば史上最年少での優勝となる。しかし、ダービーを制するにはライバルも多い。
ゲレーロJr.の他にはクリスチャン・イェリッチ外野手(ミルウォーキー・ブリュワーズ)、ジョシュ・ベル内野手(ピッツバーグ・パイレーツ)の出場が決定。今季絶好調を維持する若きスラッガーがダービーに参戦する。
加えて、オールスターゲーム地元開催でファンの期待を背負うカルロス・サンタナ内野手(クリーブランド・インディアンス)、昨季ナショナル・リーグ最優秀新人賞(新人王)のロナルド・アクーニャJr.外野手(アトランタ・ブレーブス)も出場する。
そしてゲレーロJr.と同じく、今季デビューの若きスラッガーとしてピーター・アロンゾ内野手(ニューヨーク・メッツ)の出場も決定。アロンゾは今季がメジャー初のシーズンにも関わず、84試合で28本塁打、OPS.999(出塁率.372+長打率.627)と圧巻の成績。新人とは思えない成績を残している。
また、アロンゾは当然ながらナ・リーグ新人王レースの筆頭候補。ゲレーロJr.もアメリカン・リーグでの候補なだけに、決勝戦での対決となれば、新人王候補同士の対決が盛り上がるかもしれない。
なお、ホームランダービーにはあと2選手が出場する予定。現段階ではサンタナを除く5選手が20代と若く、フレッシュなダービーとなっている。メジャー全体でも若き才能が開花し始めてきているが、サンタナはベテランの意地を見せられるだろうか。