ヤンキース、連勝「5」&連続HR「31」で同時ストップ 英国から帰国後初の試合で逆転負け
2019/07/03
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6試合ぶり一桁安打、先制するも終盤にリリーフ誤算
5連勝中のニューヨーク・ヤンキースが2日(日本時間3日)、敵地シティ・フィールドで行われたニューヨーク・メッツとの「サブウェイシリーズ」で2-4で逆転負け。メジャー記録を更新していたチームとしての連続試合安打も「31」でストップした。
ヤンキースにとっては、6月29日(同30日)~30日(同7月1日)にかけて英国・ロンドンで行われたボストン・レッドソックスとの「ロンドンシリーズ」から帰国して以来、米国で初の試合となった同都市メッツとの伝統の「サブウェイシリーズ」。試合は接戦となった。
5連勝中のヤンキースは2回、グレイバー・トーレス内野手の適時打とジェームズ・パクストン投手の犠飛によって幸先良く2点を先制。試合を優位に進める。
しかし、3回以降は両チーム無得点。5回まで2-0と次の1点が重要になる好ゲームとなった。6回、ヤンキースはそれまで無失点と好投していたパクストンが先頭のJ.D.デービス内野手に右中間へソロ本塁打を浴び2-1と1点差に迫られる。
そして終盤の8回、ヤンキースは3番手として登板したアダム・オッタビーノ投手が苦戦。先頭のピーター・アロンゾ内野手を味方野手のエラーで出塁出せると、続くデービスには中堅へ適時二塁打を浴び失点。ついに2-2の同点に追い付かれた。さらに四球と安打などで1死満塁のピンチを招くと、オッタビーノはここで降板。ザック・ブリットン投手に後を託した。
しかし、そのブリットンも踏ん張れない。マイケル・コンフォート外野手に代わり端の初球を弾き返され、これが左翼への2点適時打となり2-4と勝ち越しを許してしまった。
メジャー記録となる連続試合本塁打を「31」にまで伸ばしているヤンキースは8回まで本塁打なし。意地を見せたいところだったが、9回はメッツの守護神エドウィン・ディアズ投手の前に先頭のディディ・グレゴリアス内野手がヘッドスライディングをしながら内野安打で出塁したものの、後続の打者が繋げられず。最後はブレッド・ガードナー外野手の打ったファールチップをメッツ捕手のウィルソン・ラモスがファンブルしながら“好捕”。試合終了となり、ヤンキースは最後まで本塁打が出ないまま2-4で敗れた。
ヤンキースの連勝は「5」でストップするとともに、メジャー記録の連続試合本塁打も「31」でストップ。3回以降無得点に終わった打線は7回以降二塁を踏めず、23日(同24日)以来6試合ぶりに一桁安打となる6安打と寂しい結果に終わった。アメリカン・リーグ東地区首位の座はキープしているが、この日同地区2位のタンパベイ・レイズが勝利したためゲーム差は5.5に縮まっている。