ダルビッシュ有、7回途中4失点と粘投も勝敗つかず カブスは守護神キンブレルがつかまり逆転サヨナラ負け
2019/07/04
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シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が3日(日本時間4日)、敵地でのピッツバーグ・パイレーツ戦に先発登板。7回途中4失点の粘投で、4月27日(同28日)以来となる3勝目の権利を持って降板したが、9回にキンブレルがつかまり、チームは5-6でサヨナラ負けを喫した。
初回、先頭のフレイジャーに対し、ボール低めに集めて追い込むと、最後は96マイルの速球を高めに投げ込み三振を奪う。その後もストライク先行の投球で、早いカウントで打たせて取り、アウトの山を築いていく。
2-0とリードして迎えた4回、先頭のマーテイから、ベル、カブレラに3連打を許し、一気に逆転を許す。だが、続く打者に対してはスライダーを有効に使い、2つの三振と内野ゴロで追加点を許さなかった。
5回に味方打線が同点に追いつくと、その裏、先頭の代打レイノルズに対し、圧巻の投球を見せる。初球、高めの速球で空振りを奪うと、カッター、スライダーを投げ込み、追い込んでいく。5球目の高めに投じた96.4マイル(約155キロ)のツーシームをファウルされると、直後77.3マイル(約124キロ)のカーブで三振に仕留めた。
6回には、ベルにソロ本塁打を許して、再び勝ち越しを許したダルビッシュだが、そのほかの打者を粘り強く抑え込み、味方の援護を待った。すると7回、カラティニが値千金の逆転2ラン。ダルビッシュは7回裏2死から、フレイジャーに安打を許したところで降板した。
この日のダルビッシュは、6回2/3(86球)を投げ、被安打7、与四死球1、奪三振6、失点4の成績で、防御率5.01となっている。
また試合は、9回にクローザーのキンブレルが逆転を許し、5-6でサヨナラ負け。ダルビッシュの勝ち星はまたしてもお預けとなった。