エンゼルス・大谷翔平、2本の二塁打と“足”で連勝に貢献 トラウトは2発、ラステラの代役も躍動
2019/07/04
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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が3日(日本時間4日)、敵地でのテキサス・レンジャーズ戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場。2本の二塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。
前日の試合で、オールスターゲームにも選出されていたトミー・ラステラ内野手が、右足に自打球を受け、全治8~10週間の骨折と診断された。アップトンやシモンズが復帰し、いよいよ打線が完成に近づいた矢先、リードオフマンの離脱という手痛い事態となった。
ラステラに代わってメジャーに昇格したのが、24歳のマット・タイス内野手。2016年ドラフト1巡目でエンゼルスに入団した有望株がチャンスを掴むと、すぐさま結果で応えた。3回、メジャー初打席を迎えたタイスは、高めの速球に振り負けず、レフト方向への二塁打で出塁。ガーノウの安打で一、三塁とすると、この日1番に座ったカルフーンが右前適時打を放ち、1点を先制する。
さらに、1死一、二塁となったところで、主砲トラウトが23号3ランを放ち、この回一挙4得点。試合のペースをがっちりつかんだ。
3回、5回と1点ずつ返され、4-2で迎えた6回、前を打つトラウトがこの日2本目となる24号ソロ本塁打を放ち、リードを3点にひろげる。さらに、ここまで2打席無安打の大谷に打席が回ると、初球の速球を捉え二塁打。さらにアップトンがレフトに安打を放つと、大谷は快足を飛ばして6点目のホームを踏んだ。
大谷は8回にも、逆方向へこの日2本目となる二塁打を放ちチャンスメイク。パーカーの左飛で、二塁から三塁へタッチアップを決めるなど、得点には結びつかなかったものの、足でチャンスをひろげた。
エンゼルス投手陣は、先発バリアが5回2失点と試合を作ると、救援陣が1回ずつを投げ無失点リレー。チームは6-2で勝利し、連勝で貯金1とした。
この日の大谷は、4打数2安打、1得点、1三振の成績で、打率.307としている。