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通算200発超の大砲マルティネス、生涯レッドソックス宣言 「キャリアをチームのために」

2019/07/09

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OBオルティス氏の後継者に

 ボストン・レッドソックスのJ.D.マルティネス外野手が、残りのキャリアをレッドソックスで過ごす意向であることが分かった。米メディア『NESN』が8日(日本時間9日)、伝えた。
 
 昨季は打撃三冠達成に迫りアメリカン・リーグ最多打点(130打点)に輝いたマルティネス。今季も主砲として活躍しており、前半戦は79試合で打率.304、18本塁打、48打点、OPS(出塁率+長打率).918の成績。優れた成績で見事自身3度目のオールスターゲーム選出となった。
 
 マルティネスは2018年2月にレッドソックスへ入団。5年総額1億1000万ドル(約120億円)の大型契約には2年目(2019年)と3年目(2020年)終了後に、球団との契約を破棄してフリーエージェント(FA)になれるオプトアウトの権利がついている。
 
 そのため今季終了後にもマルティネスは退団し、さらなる契約を求めて他球団への移籍を模索することが可能になる。だが、球界屈指の大打者はボストンに残留する意思を見せているようだ。
 
 同メディアによると、マルティネスはチームについて「レッドソックスは子供の頃からのお気に入りのチームで、(チームに)所属することをいつも夢見ていた」とコメント。現在所属のチームが憧れの球団であったことを語っている。
 
 さらに「僕の残りのプロキャリアも、レッドソックスの一員であるために使いたいと思う。もっとも、僕だけで決められることじゃないけどね」とコメント。“生涯レッドソックス宣言”ともとれる発言をし、来季以降の活躍の場もボストンにすることを示唆した。
 
 マルティネスは主に指名打者(DH)としてプレーしているが、レッドソックスのDHにはデビッド・オルティス氏が長くの間君臨。豪快な本塁打を連発し、2004年、2007年、2013年の3度に渡って世界一に貢献。自身もDH部門では史上最多となる7度のシルバースラッガー賞に輝いている。
 
 そのため、通算213本塁打と屈指の打棒を持つマルティネスがオルティス氏の後継者として的確な存在だろう。近年はニューヨーク・ヤンキースが球界の勢力図の中心になりつつあるが、ライバル球団でもあるヤンキースに立ち向かうために、これからもマルティネスの活躍が必須だ。



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