大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » ニュース » オールスターMVPのビーバー、最高の名誉を手に「感情が抜け出したみたい」 昨季はユニホーム姿が話題に

オールスターMVPのビーバー、最高の名誉を手に「感情が抜け出したみたい」 昨季はユニホーム姿が話題に

2019/07/10

text By

photo

Getty Images



本拠地での獲得は史上3人目

 クリーブランド・インディアンスのシェーン・ビーバー投手が、 9日(日本時間10日)にプログレッシブ・フィールドで行われたオールスターゲームに登板。3者連続奪三振の活躍で見事最優秀選手賞(MVP)に輝いた。そんなビーバーを米メディア『USA TODAY』が同日、特集記事を発表している。
 
 今季でメジャー2年目を迎えたインディアンスのビーバーは、前半戦で8勝を挙げて球宴初選出。本拠地での開催ということもあり、活躍が期待される選手の1人だった。
 
 そしてその期待に見事応えたビーバー。5回に5番手として登板すると、ロナルド・アクーニャJr.外野手(アトランタ・ブレーブス)ら強打者を相手に3者連続奪三振。95マイルの速球と変化球で巧みに打者を揺さぶり、完璧な投球でオールスターデビューを果たした。
 
 この活躍で試合後には、オールスターゲームのMVPに選ばれたビーバー。同サイトによると、本拠地開催でMVPを獲得した選手は、1997年のサンディー・アロマーJr.氏(当時インディアンス)と1999年のペドロ・マルティネス氏(当時ボストン・レッドソックス)に次ぐ3人目の快挙だという。
 
 初のオールスター登板は最高の形となったビーバーは、この日を振り返って「地元のファンの前でプレーできて、僕の初めてのオールスターゲームは、予想していたのとは全く違ったよ」と感慨を述べた。
 
 また、MVP受賞については「何を考えるべきか分からなかった、体から全ての感情が抜け出してしまったみたいだった」と最高名誉の知らせを受けたときの心境を明かしている。
 
 一躍この日のヒーローになったビーバーだが、実は昨季も球界を盛り上げたことがある。選手が自身のニックネームなどが入った特別ユニホームを着用する「プレーヤーズ・ウィークエンド」で、自身のユニホームの背ネームを『NOT JUSTIN (僕はジャスティンじゃない)』と変更。カナダ出身の世界的有名歌手であるジャスティン・ビーバー氏と同じ姓名をもつことからつけた名前は、ファンの間でたちまち話題となった。
 
 シーズンでの素晴らしい投球に昨季のユニホーム姿、そして今回のオールスターMVP受賞でビーバーの人気はますます高まっている。まだ24歳ということもあり、今後の最注目選手の1人だ。

1 2 3


error: Content is protected !!