新たな二刀流の形「オープナー+野手」で活躍中。レイズ傘下クローネンワース、3Aオールスターに出場
2019/07/11
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レイズ3人目の二刀流
タンパベイ・レイズ傘下ダーラム・ブルズ所属のジェイク・クローネンワース選手が7月10日(日本時間11日)、テキサス州エルパソで行われた3Aオールスター戦に出場した。クローネンワースはレイズ3人目の二刀流選手として期待されている。
インターナショナル・リーグの1番ショートで先発出場したクローネンワースだったが、1打席目は三振、2打席目は内野ゴロに倒れて、2打数0安打でベンチに下がった。同じチームにはニューヨーク・ヤンキーズ傘下の日系人選手カイル・ヒガシオカが3番キャッチャーで先発出場したが、こちらも1打数0安打1四球だった。
クローネンワースは2015年にミシガン大学からドラフト7巡目でレイズに入団した25歳。大学時代は二刀流選手として活躍したものの、プロ入り後の過去4シーズンは内野手に専念していた。5シーズン目の今年を3Aで迎えるに際し、春季キャンプ中に投手としての練習を始めることをチームから打診された。
クローネンワースが投手として初めて3Aのマウンドに上がったのは5月18日(同19日)のミネソタ・ツインズ傘下3Aロチェスター・レッド・ウィングス戦。いわゆる「オープナー」として先発登板すると、初回を無安打無失点1奪三振に抑えた。
その後もクローネンワースはほぼ1週間に1回のペースで、前半戦のここまで7試合に登板している。1試合を除き、すべてオープナーとしての役割を担い、未だに無失点だ。
その中には6月15日(日本時間16日)のアーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントンが出場したニューヨーク・ヤンキース傘下3Aスクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダース戦も含まれる。クローネンワースは1番ジャッジを内野ゴロ、2番スタントンを空振り三振に切って取り、この日も初回を無失点に抑えた。2回からは二刀流としては先輩にあたるブレンダン・マッケイがマウンドに上がり、5回無失点の好投を見せている。