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ダイヤモンドバックス、トレードは売り手?買い手? 前半戦予想外の健闘、球団GM「難しい決断を強いられる」

2019/07/11

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弱点のブルペンを補強か

 勝率5割を保ったまま前半戦を折り返したアリゾナ・ダイヤモンドバックスが、トレード市場でどのような立ち位置となるか注目されている。地元メディア『azcentral.com』が10日(日本時間11日)、伝えている。
 
 ダイヤモンドバックスは開幕前、ポール・ゴールドシュミット内野手(セントルイス・カージナルス)らが移籍し、主力選手を一気に失った。今季の低迷は避けられないと予想され、エースのザック・グレインキー投手にも放出の噂が絶えなかった。
 
 しかし、現在ではそんな予想を見事覆している。前半戦は46勝45敗でナショナル・リーグ西地区2位。好調の一因は若手の活躍が著しいことで、特にケテル・マーティ内野手が打率.311、20本塁打、53打点と大ブレイク。オールスターゲームにも選出され、一躍球団を代表する選手に成長した。
 
 だが、そんなチームにも決断の時が迫っている。同メディアによると、ダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMは今季のトレード市場での立ち位置について「我々は難しい決断を強いられるだろう」と発言。予想外の健闘を続けるチームを解体して開幕前のように来季以降へと繋げるのか、それとも今季は“勝負モード”に切り替えるのかを決めかねているようだ。
 
 メジャーリーグのトレード期限は7月31日(日本時間8月1日)。期限まではあと3週間ほどとなっており、既に他球団が注目している選手が報じられるなど、トレード市場は盛り上がりの兆しを見せている。買い手か売り手、どちらに傾くのか早く決断することも重要になるだろう。
 
 もしトレードでの補強を目指すのならば、投手の補強をする可能性が高い。特にブルペン陣が不安定で、クローザーのグレッグ・ホランド投手は7月、5者連続四球でサヨナラ負けを喫するなど頼り切れない状態。加えて、昨季75試合に登板した平野佳寿投手、76試合に登板したアーチー・ブラッドリー投手がともに防御率4点台と精彩を欠いている。
 
 優秀なリリーフ投手は、トレード市場でも争奪戦必至となるが、そこにダイヤモンドバックスは加わることになるのだろうか。ワイルドカードでのポストシーズン進出の可能性も十分に残る中、ダイヤモンドバックスの決断に注目が集まりそうだ。



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