MLB通算251勝の米殿堂投手ギブソン氏がすい臓がん カージナルスが声明「皆がついている」
2019/07/14
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2度のサイ・ヤング賞、255完投&56完封
セントルイス・カージナルス一筋19年でMLB通算251勝を挙げ、気の荒い性格から「Hoot」の愛称で知られた名投手ボブ・ギブソン氏が、すい臓がんを患っていることが分かった。米スポーツ専門サイト『ESPN』が13日(日本時間14日)に報じている。
現在83歳のギブソン氏は1957年にカージナルスと契約。1959年にメジャーデビューを果たすと、13勝を挙げた3年目の1961年から14年連続2桁勝利を挙げた。さらにその内5度の20勝以上(1965年、1966年、1968年~1970年)をマーク、通算で528試合に登板し251勝174敗(完投255、完封56)、防御率2.91という驚異的な数字を残している。
また、22勝を挙げた1968年と23勝を挙げた1970年にはサイ・ヤング賞を受賞し、1968年にはナショナル・リーグ最終優秀選手賞(MVP)にも選出。そして引退した1975年から6年が経過した1981年には米野球殿堂入りを果たし、ギブソン氏は名実ともに「レジェンド」となった。
同サイトによると、長年の代理人であるディック・ジッツマン氏がギブソン氏の病名を公表。15日(同16日)から出身地である米国ネブラスカ州で化学療法を始めるという。この知らせを受けて、カージナルスは球団として「ボブ、早く良くなりますように。カージナルスの皆があなたについています」と声明を発表した。