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大谷翔平、菊池雄星に無安打も元燕右腕から同点犠飛 元同僚バースから内野安打で打率3割に回復

2019/07/15

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エンゼルスは同一カード3連勝で貯金「2」

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が14日(日本時間15日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのシアトル・マリナーズ戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場し、2打数1安打1四球1打点だった。
 
 大谷はこの日、6月8日(同9日)以来2度目となる菊池雄星投手との「花巻東高・先輩対決」を迎えた。前回の対戦では6号ソロを含む3打数2安打と大谷に軍配が上がった。
 
 エンゼルスは初回に1点を先制され、直後の攻撃で大谷が2死走者なしの場面で第1打席を迎えた。菊池がスライダー、速球を駆使する中、大谷もその球を見極めてフルカウントから四球。得点には結びつかなかったが、冷静な打席で菊池に7球を投げさせた。
 
 0-2とリードを広げられた2回、エンゼルスはコール・カルフーン外野手が2試合連続となる第21号ソロ本塁打で反撃。しかし3回の守りからマイク・トラウト外野手が右ふくらはぎの張りのため大事を取って交代し、打線に不安が懸念された。そんな中で大谷は3回に第2打席を迎え、菊池に対しカウント2-2と追い込まれた後、最後は86.1マイル(約139キロ)のスライダーで空振り三振を喫した。
 
 ここまで2本の本塁打を含む3失点で1-3と劣勢だったエンゼルスだが、5回に菊池に牙を向く。先頭のダスティン・ガーノウ捕手が四球を選ぶと、続くマット・サイス内野手は右前安打を放ち無死一、二塁。ここで菊池は降板を余儀なくされた。
 
 この後2番手のマット・カラシティー投手からデビッド・フレッチャー内野手が四球を選び無死満塁とチャンスを作ると、アンドレルトン・シモンズ内野手が押し出し四球を選び1点差。なおも満塁で続く大谷はカウント0-1から80.2マイル(約129キロ)のフォークを捉えると、これが左翼への犠飛となって3-3の同点とした。
 
 この回の途中で降板した菊池はこの日4回87球(ストライク50球)を投げ被安打2、与四球4、奪三振3、失点3。防御率は5.01となった。
 
 3-3の同点で迎えた7回、大谷は第4打席でマリナーズ4番手のアンソニー・バース投手と対戦。2016年に北海道日本ハムファイターズで同僚だった右腕に対し、カウント1-2から86.9マイル(約140キロ)のスライダーを弾き返すと、打球は一塁手ダニエル・ボーゲルバックの手前でイレギュラーバウンド。ボーゲルバックが打球を弾く間に大谷が一塁ベースを駆け抜け内野安打に。大谷はこの日2打数1安打1四球1打点で打率は.300となった。
 
 エンゼルスは同点で迎えた8回、サイスがマリナーズ5番手のロエニス・エリアス投手に対して右中間スタンドへメジャー第1号となる3ラン本塁打を放ち3点を勝ち越し。6-3とし、9回はクローザーのハンセル・ロブレス投手が無失点に抑えて試合を決めた。
 
 同一カード3連勝としたエンゼルスは、これで48勝46敗。6月27日(同28日)以来となる貯金「2」とした。



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