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大谷翔平、脆弱マリナーズ投手陣に“お手上げ”状態 対左腕の三振の多さ顕著で克服急務

2019/07/15

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菊池を除く3人の左腕に対して計14の0、9三振

 ロサンゼルス・エンゼルスは14日(日本時間15日)、同地区のライバル、シアトル・マリナーズに3連勝という最高の形で後半戦のスタートを飾った。前半戦の最終戦後に体調不良を訴え、会見をキャンセルし状態が不安視されていた大谷翔平選手も「3番・指名打者(DH)」の“指定席”で問題なくプレーする姿を披露し、一安心というところであろう。
 
 ただ、チームは3連勝をマークしたが、大谷個人は3試合で計9打数2安打4三振と満足のいく数字は残せなかった。アメリカン・リーグ西地区の最下位に沈み、リーグ全体でも下から2番目、14位というチーム防御率5.29という脆弱なマリナーズ投手陣を、実は大谷は苦手にしている。
 
 14日の試合を終えた時点で、マリナーズに対しては35打数7安打、打率.200、2本塁打、11三振となっており、さらに左腕に限定すれば、20打数3安打、打率.150、10三振となる。この3安打中2安打はいずれも菊池雄星投手との初対戦で放ったもの。マルコ・ゴンザレス投手には5打数0安打(2三振)、ウェイド・ルブラン投手に5打数0安打(4三振)、トミー・ミローン投手に4打数0安打(3三振)とお手上げ状態だ。
 
 米データサイト『ファングラフ』によると、今季のフォーシームの平均球速はゴンザレス89.1マイル(約143.4キロ)、ミローン87.4マイル(約140.7キロ)、そしてルブランは86.6マイル(約139.4キロ)となっている。大谷を打ち取るのにジャスティン・バーランダー投手、ゲリット・コール投手(ともにヒューストン・アストロズ)のような剛速球は必要ないのだ。

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