ダルビッシュ有、カブス移籍後本拠地初勝利 6回無失点の好投、後半戦K/BBは驚異の15.00
2019/07/18
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シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が17日(日本時間18日)、本拠地でのシンシナティ・レッズ戦に先発登板。6回無失点の好投で4月以来となる3勝目(4敗)を挙げた。また、カブス移籍後、本拠地リグリー・フィールドで初勝利。同時に、メジャー通算60勝にも到達した。
10試合連続勝ち負けなしを記録するなど、4月27日(同28日)以来勝ち星から遠ざかっていたダルビッシュ。だが、この日は力のある速球を軸に、キレのある変化球が冴えわたり、初回から三振の山を築いた。
初回、センゼル、ボットーから連続三振を奪う最高の立ち上がり。2回にも、4番プイーグと5番ディートリックをスライダーで三振に仕留めるなど、4回までレッズ打線に安打を許さなかった。
5回は、死球で出した走者を背負った場面で、2死から8番グラテロルにこの日初めての安打を浴び、一、二塁のピンチ。しかし、続くグレイを二ゴロに打ち取り得点を与えない。6回には、先頭のセンゼルに二塁打を浴びたが、ボットー、スアレスを内野ゴロに仕留めると、最後はプイーグに対し、97.8マイル(約157キロ)のストレートで空振り三振を奪って、この日の投球を締めくくった。
この日のダルビッシュは、6回(83球)を投げ、被安打2、奪三振7、与死球2、無失点の内容で、防御率4.46としている。
また、ダルビッシュはオールスターブレイク以降、12回を投げて、与四球1に対し奪三振15と圧巻の数字をマーク。シーズン前半で課題を残した制球が、ここにきて大きく息を吹き返している。