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大谷翔平はエンゼルスをポストシーズン進出へ導けるか。柱不在の先発陣、補強ポイントもエース級は望めず

2019/07/19

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補強ポイントは…?

 先発投手が3~4枚と全く足りておらず、オープナー起用に頼らざるを得ないのが現状だ。さらに先発投手たちも5回以上を投げ切ることができず、リリーフの負担は増すばかりだ。イニングの食える先発投手の補強が理想だが、すぐにトレードに踏み切ることは難しいだろう。
 
 エンゼルスは、MLB屈指の打線が魅力だ。マイク・トラウト外野手や大谷翔平選手、ジャスティン・アップトン外野手ら豪華野手陣を向こう数年間は保有できる。さらに、デビッド・フレッチャー内野手、ルイス・レンヒーフォ内野手ら若手も順調に伸びており、来季以降も期待が持てる。キャニングやバリアが計算できる投手となれば、ワールドシリーズ進出も現実味が帯びてきそうだ。今年強引にポストシーズン進出を狙って先発投手を補強し、みすみす主力野手やプロスペクトを手放すようでは、本末転倒となる。
 
 現在ア・リーグ西地区4位、ワイルドカード圏内まで5.5ゲーム(現地17日時点)。この状況をどう見るか。今季は、エース級ではなく4、5番手の先発投手を獲得し、先発の穴を埋めることが妥当ではないか。強力打線とリリーフで逃げ切るのが今年のエンゼルスの戦い方であるため、ゲーム序盤で試合を壊さない投手を獲得したいところだ。
 
 
■今季の主な先発投手の成績
 
タイラー・スキャッグス 15試合79回2/3、7勝7敗、防御率4.29
トレバー・ケイヒル 18試合(11先発)70回、3勝6敗、防御率6.56
グリフィン・キャニング 13試合66回1/3、3勝5敗、防御率4.75
マット・ハービー 11試合53回2/3、3勝4敗、防御率6.88
アンドリュー・ヒーニー 9試合46回、1勝3敗、防御率5.09
フェリックス・ペーニャ 19試合(5先発)86回、7勝3敗、防御率4.92
 
ハイミー・バリア 7試合(3先発)29回1/3、3勝2敗、防御率5.22
ホセ・スアレス 7試合32回2/3、2勝1敗、防御率5.51
 
第3回<リリーフ投手>

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