セール、6回12奪三振無失点の快投「チェンジアップが良かった」 レッドソックスは後半戦の巻き返しに期待
2019/07/19
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エースが完全復活
ボストン・レッドソックスのクリス・セール投手が18日(日本時間19日)、本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦に先発登板。6回を投げて12奪三振、無失点の快投で、今季4勝目を挙げた。米公式サイト『MLB.com』が報じている。
セールは、2012年から7年連続2桁勝利をマークしたレッドソックスのエース。高い奪三振能力を持ち、17年にはチーム史上2人目のシーズン300奪三振も記録した左腕だが、今季はこの日の試合前まで19試合で3勝9敗、防御率4.27と不振にあえいでいる。
この日は「チェンジアップが良かった」と言うセール。101球中24球を占めたこの球を有効に使いながら、三振の山を築いた。
ブルージェイズの強力上位打線を3者連続三振で斬る圧巻の立ち上がりを見せると、2回、3回は先頭打者を塁に出しながらも危なげないピッチングを披露。5回には、1番フレディ・ギャルビス内野手に対し、この日最速となる96.7マイル(約156キロ)のフォーシームで12個目の三振を奪った。
6回は三振こそなかったものの、内野ゴロを3つ打たせて三者凡退とし、先発としての役目を終えた。この日のセールは、6回(101球)を投げ、被安打2、与四球2、奪三振12、無失点の成績で防御率は4.05となっている。
アメリカン・リーグ東地区3位に沈むレッドソックスだが、ポストシーズン進出には手が届く位置につけている。エースの復活で、後半戦の巻き返しが期待される。