マリナーズ・リーク、完全試合逃すも1安打完封! 前回対戦で1回持たずKOされたエンゼルスに雪辱
2019/07/20
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苦手の大谷翔平も翻弄
シアトル・マリナーズの右腕マイク・リーク投手が19日(日本時間20日)、本拠地Tモバイルパークでのロサンゼルス・エンゼルス戦で惜しくも完全試合を逃した。
リークが前回の対戦で1回持たず4失点で降板したエンゼルス戦で見事な投球を見せた。初回からシンカー、カットボール、チェンジアップ、スライダーを駆使してエンゼルス打線を打ち取っていき、走者を1人も許さず序盤3回までを投げ終える。
マリナーズは4回にダニエル・ボーゲルバック内野手の第22号先制3ラン本塁打などで5点を先取。続く5回にもボーゲルバックの2打席連続となる3ラン、さらに6回にも2点を追加し、10-0と大きくリードして終盤を迎えた。
大量援護をもらったリークは、対戦打率.462と苦手としていた大谷翔平選手も試合を通じて中飛、空振り三振、一ゴロと3打席連続で打ち取るなど文字通り翻弄。そして7回以降も快調なピッチングを見せた。
走者を許さないまま8回までを完了し、迎えた9回。ホームの大歓声の中マウンドに登ったリークは先頭の7番ルイス・レンヒフォ内野手と対戦し、カウント1-1から85.3マイル(約137キロ)のチェンジアップを弾き返されると、打球は一、二塁間を抜けて右前へ。この日初めてとなる安打を許し完全試合の夢は絶たれた。
続くケバン・スミスには四球を選ばれるなど2死二、三塁とピンチは広がり、対するは2番マイク・トラウト外野手。リークはフルカウントからカットボールで空振り三振を奪い、自身キャリア2度目となる完封勝利を決めた。
リークはこの日9回98球(ストライク66球)、与四球1、奪三振6、無失点の好投だった。10-0で大勝したマリナーズはこれでオールスターゲーム明け初勝利。7日(同8日)から続いていた連敗を「6」でストップさせた。一方、大敗したエンゼルスは3連敗となっている。