大谷翔平、3戦ぶり快音で5の1&7個目の盗塁 エンゼルスは9回トラウト弾など一挙4得点で接戦制す
2019/07/21
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5打席目でようやく!苦手左腕に凡退も、安打も左腕から
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が20日(日本時間21日)、敵地Tモバイルパークでのシアトル・マリナーズ戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場し、5打数1安打1盗塁だった。
エンゼルスは前日に8回までパーフェクトに抑えられるなど1安打完封負け。3打数無安打に終わった大谷も打率を下げ、この日に雪辱を期した。
大谷は初回の第1打席でマリナーズの「オープナー」として登板した右腕マット・ウィスラー投手と対戦。1死二塁と先制のチャンスだったが、内角低め85.5マイル(約138キロ)のスライダーに空振り三振を喫した。
大谷は3回の第2打席では過去11打数無安打と苦手としている2番手の左腕ウェイド・ルブラン投手と対戦し、カウント2-2から78.8マイル(約127キロ)の外低めのチェンジアップに空振り三振。
さらに2-2の同点で迎えた5回にもルブランを相手に初安打を狙うも、内角低め87.2マイル(約140キロ)の速球に手を出し右寄りシフトにかかる遊ゴロとなって、この日もルブランから初安打を放つことはできなかった。
試合は5回、6回、7回と両チーム無得点。次の1点が大きな意味を持つイニングとなった8回、大谷が第4打席に立った。対するは北海道日本ハムファイターズ時代の同僚でもあるアンソニー・バース。大谷はカウント1-2と追い込まれ、最後は低め87.5マイル(約141キロ)のスライダーにバットが回り空振り三振に倒れた。
エンゼルスは9回、マリナーズ5番手の左腕ロエニス・エリアス投手に対して2死一塁からルイス・レンヒフォ内野手の打ち上げた飛球を途中から一塁を守っていたティム・ベッカム内野手が取れずこれが内野安打に。一、三塁となって続くデビッド・フレッチャー内野手の右前適時打によって1点の勝ち越しに成功した。
なおも一、二塁とチャンスは続き、2番のマイク・トラウト外野手が左中間へ完璧な当たりの31号3ラン本塁打。6-2と一気にマリナーズを突き離した。そして、大谷に5度目の打席が回り、カウント2-2から95マイル(約153キロ)のフォーシームを左前へクリーンヒットしこの日初安打をマークした。
大谷はこの日5打数1安打。大谷の1試合3三振は6月27日(同28日)以来今季5度目となったものの、3試合ぶりの安打が出たことで打率は4打席目までの.292から.295にわずかに上昇した。
大谷は続くジャスティン・アプトンの打席でこの日7個目の盗塁、そしてエリアスの暴投で三塁へ進んだが、アプトンが凡退したことでさらなる追加特典とはならなかった。
それでも、この回一挙4得点のエンゼルスは直後の守りを無失点に抑えてそのまま6-2で勝利。連敗を「3」でストップさせるとともに、51勝49敗で再び貯金を「2」とした。