前田健太とダルビッシュ有がリーグトップ3に入る“数字” サイ・ヤング賞腕を上回る「好投手の証」とは
2019/07/22
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ダルビッシュは勝ち星こそ少ないが…
また、ナ・リーグの被打率ランキングで前田に次ぎ3位につけているのがダルビッシュだ。
ダルビッシュは今季20試合に登板して3勝4敗、防御率4.46と思うような成績が残せておらず、5月最初の登板となった4日(同5日)から6月21日(同22日)にかけて10試合連続で勝ち負けが付かない珍記録にも見舞われた。
その一方で、被打率は.213とハイレベル。メジャー全体でも7位に入るこの数字は、過去3度のサイ・ヤング賞を獲得し通算2630三振を誇るマックス・シャーザー投手(ワシントン・ナショナルズ)の.215や、2009年にサイ・ヤング賞を獲得し今季もすでに10勝を挙げているザック・グレインキー投手(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)の.225を上回っている。
ダルビッシュはシーズン序盤は与四球が多く、球数がかさむことも影響して長いイニングが投げられず、勝ち星こそ多く積み上げていないものの、最近2試合はいずれも6回を投げ被安打わずか2、無失点と好投。
2016年以来となるワールドシリーズ制覇を目指すナ・リーグ中地区首位のカブスにとって、シーズン中盤から終盤はダルビッシュの能力は重要になってくるだろう。
前田健太とダルビッシュ有。2人がこのまま高水準の成績を残し続け、ポストシーズン、そして世界一まで登りつめることができるか注目だ。
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