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大谷翔平はエンゼルスをポストシーズン進出へ導けるか。故障乗り越え最強打線へ、トラウトの調子も大谷次第

2019/07/23

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大谷復帰後の成績

 大谷が今季メジャー復帰を果たした5月7日(同8日)から、チームは状態を上げた。3月(1勝2敗)、4月(11勝15敗)と苦しんだが、5月(15勝12敗)、6月(15勝13敗)、7月(10勝7敗、22日時点)と勢いをつけている。このまま貯金を重ねていければ、ポストシーズン進出も見えてくる。
 
 また、大谷の復帰後、トラウトへのマークが明らかに緩くなっている。トラウトの本塁打数、四球数、敬遠数を挙げてみると、3月(0本塁打、3四球、1敬遠)、4月(6本塁打、26四球、6敬遠)に対し、5月(7本塁打、23四球、1敬遠)、6月(9本塁打、18四球、3敬遠)、7月(10本塁打、9四球、0敬遠、22日時点)とどんどん数字を伸ばしている。
 
 さらにトラウトが敬遠された後の大谷の今季成績は、二塁内野安打、右犠飛、押し出し四球、押し出し四球と1打数1安打3打点の成績。トラウトを避けたところで大谷を簡単に打ち取ることはできないのだ。チームの好調の要因は、トラウトの好調ぶりを比例しており、トラウトの調子は、大谷の勝負強さにかかってきそうだ。

【次ページ】今後の課題は
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