“暴れ馬”プイーグはトレード注目の的? ワイルドカード狙う複数球団が獲得候補に
2019/07/25
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序盤のスランプ克服、屈指の強肩も魅力
シンシナティ・レッズのヤシエル・プイーグ外野手がトレード候補として、クリーブランド・インディアンスなどワイルドカード枠獲得を目指す複数球団が移籍先に予想された。米公式サイト『MLB.com』が24日(日本時間25日)、伝えている。
期限の7月31日(同8月1日)まで残り1週間を切り、いよいよ大詰めとなるトレード市場。投手、野手ともに有名選手トレードの噂がまだまだ絶えないが、ここに来てあるスター外野手の名前も市場に挙げられている。
トレード候補として取り上げられているのはレッズのプイーグ。今季は自身初の移籍の影響か開幕直後は深刻な不振に陥ったが、徐々に復調し、24日(同25日)時点では95試合で打率.260、22本塁打、59打点の成績を残している。
強打の外野手として活躍する一方、走塁面でも13盗塁、守備では凄まじい強肩を活かしたプレーをみせる。全体的な貢献度が高い選手なだけに、加入となれば戦力は一気に上向くことになりそうだ。
同サイトが、まず最適な獲得候補として紹介したのは、クリーブランド・インディアンス。フランシスコ・リンドーア内野手ら強力内野陣擁するインディアンスだが、外野陣は相当手薄な状態。まさにプイーグがうってつけの補強となる。
続いて紹介されたのはフィラデルフィア・フィリーズとオークランド・アスレチックス。フィリーズはアンドリュー・マカッチェン外野手が今季絶望で、アスレチックスはスティーブン・ピスコッティ外野手が長期離脱中。両外野手ともに打線の中心的存在だったために、カバーできる選手が欲しいところだ。
他にもセントルイス・カージナルス、タンパベイ・レイズが獲得候補に。両球団ともここまで順調に勝ち進めているが、カージナルスにとってはチームの雰囲気を変える選手として、レイズにとっては新たな強打者としてプイーグが最適な存在と予想されている。
上記5球団に共通しているのは、ワイルドカードでのポストシーズン進出も視野に入れているということ。プイーグは8月から9月の正念場に向けてのラストピースとして、これらの球団へ移籍する可能性がありそうだ。なお、可能性は相当薄いが大穴の候補として、ジャンカルロ・スタントン外野手が故障離脱中のニューヨーク・ヤンキースの名も挙げられた。果たしてプイーグ獲得に動くのはどの球団だろうか。