大谷翔平、三塁打で3戦ぶり安打も…好機凡退の課題残す 4打数1安打で打率.293に下降
2019/07/27
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エンゼルスは序盤の大量失点が響き連敗
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が26日(日本時間27日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのボルティモア・オリオールズ戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場し、4打数1安打だった。
エンゼルスは前日に延長16回を戦い10人の投手を起用したため、この日は急遽昇格させたニック・トロピアーノ投手が今季先発。しかし、初回に犠飛でいきなり失点し苦しい立ち上がりとなった。
大谷は直後の攻撃で2死走者なしでオリオールズ先発右腕アッシャー・ウォジャハウスキー投手と対戦するも、カーブを捉えた打球は伸びずに右飛に倒れた。
トロピアーノは2回に3ラン本塁打を浴びるなど一挙6失点。0-7と突き放されたが、3回と4回はともに無失点に抑えて徐々に調子を取り戻した。
大谷は4回に第2打席を迎え、初球の内角91.8マイル(約148キロ)のフォーシームを捉えると、打球は右翼線を痛烈に破る今季2本目の三塁打に。自身3試合ぶりの安打は、それまで続けていたウォジャハウスキーのパーフェクト投球をついに止める一打となった。
エンゼルスは続く5回にマット・サイス内野手が第2号2ラン本塁打。ようやく反撃ののろしを上げた。しかし、それ以降打線は繋がらず、大谷が6回1死二塁で迎えた第3打席に遊ゴロに倒れるなど8回まで3イニング連続で無得点が続く。
試合は9回を迎え、エンゼルスは3番手のルイス・ガルシア投手が2ラン本塁打を浴び2-9。直後の攻撃で先頭打者となった大谷は、第4打席でオリオールズ3番手のエバン・フィリップス投手の前に中直に倒れ、この日は4打数1安打で打率は試合前の.294から.293にわずかに下がった。
しかし、続く4番のジャスティン・アプトン外野手が自身12試合ぶりの一発となる第5号ソロ本塁打で1点を返すと、さらにブライアン・グッドウィン外野手の二塁打で得点のチャンスを作ったが、後続打者が倒れて試合終了。エンゼルスは3-9で敗れ、4連戦のこのカードでここまで2戦2敗となった。