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大谷翔平、特大15号同点ソロも空砲 エンゼルスは主砲3人に一発出るも打ち合いに屈す

2019/07/28

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一打サヨナラのチャンス作るも、あと一本が出ず

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が27日(日本時間28日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのボルティモア・オリオールズ戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場し、15号ソロを放つなど4打数1安打1打点だった。
 
 エンゼルスは初回に先発のディロン・ピーターズが2点を先制されるも、直後の攻撃で2番のマイク・トラウト外野手がオリオールズの先発右腕アーロン・ブルックス投手から第34号2ラン本塁打を放ち2-2の同点とする。続く大谷は外角低め84.2マイル(約135キロ)のチェンジアップに空振り三振に倒れた。
 
 エンゼルスは2回、1番のデビッド・フレッチャー内野手の2点適時二塁打を放ち4-2と勝ち越しに成功。しかし、3回にピーターズが2死走者なしからピンチを招き、適時二塁打、2ラン本塁打を浴びて3失点。4-5と再びリードを許した。
 
 大谷は3回に先頭打者として第2打席を迎え、カウント2-2からの5球目、低め83マイル(約134キロ)のスライダーを捉えると、打球は中堅バックスクリーンを超える第15号ソロ本塁打に。最後は右手一本で押し込みながら、飛距離441フィート(134.4メートル)の特大アーチを放った。
 
 大谷自身にとっては、これがシーズン後半初の本塁打。7月7日(同8日)以来15試合ぶりの一発となった。
 
 大谷の本塁打で5-5の同点となって、試合は後半に突入。6回、エンゼルスは2番手のトレバー・ケイヒル投手がソロ本塁打を浴び勝ち越されるも、直後に6番のアルバート・プホルス内野手が第16号ソロ本塁打を放ち6-6の同点。打ち合いとなった試合で必死に食らい付く。
 
 大谷は5回の第3打席はブルックスの前にツーシームを捉えながら左飛。7回の第4打席は左腕のリチャード・ブライアー投手に対して内角のカットボールを叩くも二ゴロに倒れ、一発以降は2打席連続で凡退に終わった。
 
 エンゼルスは8回、3番手のタイ・バットリー投手が登板したが、これが誤算。先頭から安打と死球を与えるなど1死二、三塁とピンチを招く。そしてハンサー・アルベルト内野手に中前へ2点適時打を浴びて6-8と勝ち越しを許した。
 
 追い詰められたエンゼルスは9回、8回途中から登板したオリオールズ4番手のマイケル・ギブンズ投手に対して、1死からマット・サイス内野手が四球で出塁。続くルイス・レンヒフォ内野手は遊撃手の野選で一、二塁のチャンスを作る。
 
 ここで1番のデビッド・フレッチャー内野手が中前へ適時打を放ち7-8。なおも一、三塁でトラウトは空振り三振に倒れたが、二、三塁となって第5打席を迎えた大谷は申告敬遠で満塁にチャンスが広がった。
 
 一打サヨナラの場面で打席に立つのは、この日ここまで無安打の4番ジャスティン・アプトン外野手。アプトンはカウント2-0から2球連続空振りでカウント2-2に追い込まれる。5球目は外れてフルカウントとなり、勝負の6球目となった速球を打ち上げて結果は二飛。あと一歩及ばずエンゼルスは7-8で惜敗した。
 
 大谷はこの日4打数1安打(1本塁打)1四球1打点で打率.293。大谷を含めトラウト、プホルスと主砲3人に一発が飛び出したが、投手陣が15安打8失点を喫するなど崩壊し、打ち合いに競り負ける結果となった。エンゼルスはこれで4連勝後の3連敗。54勝52敗となって貯金は「2」まで減っている。



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