ヤンキース、アンドゥハーと球団No.1有望株を“切り札”に 熱視線の先にあの「100マイル右腕」
2019/07/30
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直近のレッドソックス戦で1勝3敗、敗戦はいずれも先発陣が崩壊
メジャーリーグは29日(日本時間30日)、31日(同8月1日)のトレード期限まであと2日に迫った。そんな中、アメリカン・リーグ東地区首位を快走するニューヨーク・ヤンキースでは、昨季最優秀新人賞(新人王)の候補に挙がったミゲル・アンドゥハー内野手をトレードの駒として考えていることが分かった。
アンドゥハーは今季がメジャー3年目の24歳で、新人資格を持った昨季は149試合に出場して打率.297、27本塁打、92打点と活躍。ア・リーグ新人王候補3人に選ばれた。結果的にはロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が賞を手にする形にはなったが、ヤンキースの将来を背負って立つ選手として期待されていた。
しかし、今季は3月28日(同29日)の開幕戦以降、右肩の張りに悩まされ負傷者リスト(IL)を行き来しながら12試合の出場にとどまり、打率.128、0本塁打、1打点。さらに右肩関節唇損傷が判明したことで5月13日(同14日)に10日間のIL入りをすると、同月21日(同22日)には60日間のIL入りの措置を取られた。
昨季から一転して相次ぐ故障に悩まされるシーズンとなってしまったが、アンドゥハーが持つ選手としてのポテンシャルは高い。それでも、今季は新加入したD.J.ラメイヒュー内野手やジオ・アーシェラ内野手が活躍しチームを支えていることもあり、トレードの駒として考えられていることが米メディアによって伝えられた。
米メディア『MLBネットワーク』のインサイダー、ジョン・ヘイマン氏によれば、「ヤンキースはアンドゥハーを潜在的な“トレードチップ”と見なしている」と報道。先発投手の補強が急務となっている今、ワールドシリーズ制覇へ向けた動きで大きな駒として考えられていることを明らかにした。