MLBトレード覇者はアストロズ。グレインキーを中心に大きく市場変動、ポストシーズン見据えた補強続々
米大リーグは31日(日本時間8月1日)、トレード期限を迎え、ヒューストン・アストロズを中心に市場が大きく動いた。中でも、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのエースであるザック・グレインキー投手を獲得し、先発ローテーションを盤石なものとしている。米公式サイト『MLB.com』が伝えている。
2019/08/01
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一方のダイヤモンドバックスは
ダイヤモンドバックスは、同日時点でナショナル・リーグ西地区3位。地区優勝は絶望的だが、ワイルドカード圏内までは3.5ゲーム差と、手が届く位置につけている。そのため、グレインキー放出で完全に来季以降のチーム作りに舵を切ったかと言うと、そうではない。
手薄になった先発陣に、シアトル・マリナーズから今季9勝のマイク・リーク、マイアミ・マーリンズから防御率2.72を誇る新星ザック・ガレンを補強。先発の枚数をそろえ、有望株獲得と並行して、“あわよくば”ポストシーズン進出を目論んでいる。
その他の大きな動きは?
そのほかの球団で大きく動いたのは、カブスとアトランタ・ブレーブスだ。
カブスはケンプのほか、デトロイト・タイガースからニコラス・カステヤノス外野手を獲得。セントルイス・カージナルスとの地区首位争いが過熱する中、強力打線にさらに厚みを持たせた。
ブレーブスは、同じくタイガースから守護神シェーン・グリーン投手、サンフランシスコ・ジャイアンツからマーク・マランソン投手を補強。ナ・リーグ東地区首位を快走するチームは、ポストシーズンに向け、リリーフ陣を整備している。