最下位のレッドソックス MLBオールスター選出は田澤より上原の可能性
数多くのスーパースターを有するも現在地区最下位に低迷するレッドソックス。チーム内に対抗馬が少ないことも幸いし、ここまでクローザーとして安定した活躍を見せている上原が2年連続のオールスター選出となる可能性が高い。
2015/06/04
Getty Images
低迷するチームで奮起する上原
レッドソックスが苦戦している。ハンリー・ラミレス、パブロ・サンドバルや大物FAを獲得しリーグ優勝候補筆頭に挙げられていたものの、今季はここまで借金7で地区最下位と低迷している。米人気スポーツブログサイト『SB Nation』のレッドソックス版『OVER THE MONSTER』はそんなレッドソックスから7月14日、シンシナティで行われるオールスターに選ばれるのは上原の可能性が高いと報じている。
チーム状態を表すかのように先月から行われているオールスターのファン投票でも苦戦しているレッドソックス、中間発表の時点で3位以上に入る選手はまさかのゼロと、ここまではMLB屈指の人気球団らしからぬ結果となっている。一方で「オールスターのクオリティではない」レッドソックスからも、各30球団から最低一人は選出しなくてはいけないというMLBオールスターの規定上、最低一人は夏の球宴に参加することができる。その一人が上原になるのではないかと言われているのだ。
記事では「リーグはブルペンからレッドソックスのオールスターを見つけてくる可能性が一番高い」とし、
Still, if Koji has offered up a couple more walks than he’s usually good for, and and if he raised some big red flags early in the season, he’s more or less been… Koji. A 1.69 ERA, and 18 strikeouts in 16 innings.
上原が普段よりも2つほど多い四球を与えていたとしても(四球率は昨年の1.1から2.8に悪化している)、そして彼がシーズンの序盤に大きな危険信号をあげたことがあったとしても、彼はいまだほとんど浩治のままだ。防御率は1.69を記録し、16イニングで18個の三振を奪っている。
ここまでの活躍を根拠に上原をその筆頭にあげている。セーブ機会自体が少ないこともあり、今季のセーブ数はリーグ10位タイの10にとどまっているもの、防御率1.69はアリーグのクローザーでは4位と今季も安定感は抜群。一昨年ほどの完璧な状態ではないが、40歳にして有効な投手であり続けている守護神がチームを代表するのに相応しいと評価されている。