レッズ移籍のバウアー、新天地でも意気込み十分 怒りの大遠投問題も「間違いなくフレッシュなスタート」
2019/08/02
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自身2度目のトレード、引き金はやはり大遠投?
サンディエゴ・パドレス含む三角トレードでクリーブランド・インディアンスからシンシナティ・レッズに移籍したバウアーが、新天地での意気込みを語っている。米公式サイト『MLB.com』が1日(日本時間2日)、伝えている。
ニューヨーク・ヤンキースら強豪球団入りも予想されていたバウアー。トレード市場目玉投手の1人だったが、実際に移籍したのはナショナル・リーグ中地区4位のレッズだった。
ここ数年は先発陣に弱点を抱えるレッズにとってバウアーは救世主的な存在。バウアーにとっては予想外の移籍先だったかもしれないが、新天地での意気込みは十分そうだ。
同サイトによるとバウアーは「新たなチームメイトとも出会えて、ここにいることに興奮しているよ。クラブハウスにはずっと昔からの友人も数人いるけど、彼らとも再会できたしね」と移籍直後の心情を語った。
また、クリーブランド・インディアンスでの最終登板となった28日(同29日)は4回1/3を8失点と乱調。降板時には怒りからバックスクリーンへ大遠投してしまい、この行為が放出の決め手となったとも言われている。
インディアンスの去り際はよくなかったバウアーだが、移籍については「間違いなくフレッシュなスタートになる。過去を後ろに置いていくのは好きじゃない。過去から学んで、よい人間、よい選手、よいチームメイト、全てにおいてよりよくなる方が好きだ」とコメント。レッズでは心機一転、落ち着きを取り戻せるだろうか。
なお、バウアーにとって三角トレードは自身に2回目。インタビューでは「レッズと三角トレードで関わるのは2回目だ」と笑みをこぼしながらコメントし、7年前にアリゾナ・ダイヤモンドバックスからインディアンスへトレードされたことを振り返っている。
レッズは同地区首位のカージナルスまで7.5ゲーム差をつけられている状態。しかし今季のサンフランシスコ・ジャイアンツの快進撃を見る限り、混戦状態となっている中地区では夏場次第でゲーム差を縮められる可能性も十分にある。
また、バウアーは2020年オフにフリーエージェント(FA)となるため、来季もレッズに所属することがほぼ確実。ニック・センゼル外野手、ルイス・カスティーヨ投手らの代頭もあるだけに、来季は躍進を目指したいところだ。