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現有戦力で余裕? トレード静観のヤンキース、リリーフ左腕が強気発言「メジャーに上がって以来最高のチーム」

2019/08/02

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Getty Images



野手陣充実、先発カバーで世界一へ

 MLBは31日(日本時間1日)、トレード期間が終了。目立った補強をすることなくトレード期限を終えたニューヨーク・ヤンキースだが、同球団所属のザック・ブリットン投手が現状について肯定的な意見を述べている。米メディア『the Score』が1日(日本時間2日)、伝えている。
 
 先発投手獲得が有力視されていたが、トレード期限直前になっても獲得に動かず、そのまま期間を終えたヤンキース。マックス・シャーザー投手(ワシントン・ナショナルズ)らエース級獲得の噂もあっただけに、ファンからは落胆の声もあるようだ。
 
 しかし、現状に前向きな選手もいる。同サイトによると、セットアップとして活躍するブリットンは今回の球団の動きについて楽観的な様子。現在のヤンキースを「メジャーに上がって以来最高のチームだ」と表現し、アメリカン・リーグ東地区首位を快走するチームを絶賛している。
 
 また、ブリットンはボルティモア・オリオールズ時代の経験を引き合いに出し「(2014年は)地区シリーズでデトロイト・タイガースと対戦した。マックス・シャーザーやジャスティン・バーランダー、デビッド・プライスらサイ・ヤング賞投手が相手だったが、全勝することができた。だから我々にもできる、それが可能なだけの能力がある」とコメントしている。
 
 ブリットンは、ここまで47試合で防御率2.45の成績。オリオールズ時代は絶対的なクローザーだったが、昨季途中にヤンキースに加入して以降は、高速シンカー(ワンシーム)を武器に、クローザーのアロルディス・チャップマンに繋ぐ重要な役割を担っている。
 
 ヤンキースは、ルーク・ボイト内野手が鼠径部の故障で10日間の負傷者リスト(IL)入り。しかし、控え外野手だったマイク・トークマン外野手が7月に大ブレイクし、月間打率.423(52-22)と絶好調。また、ヤンキースにはクリント・フレイジャー外野手、キャメロン・メイビン外野手ら打撃好調な選手も出番を待っている。
 
 野手層が非常に厚いチームのヤンキースだが、そのことを考えるとブリットンが主張する通り最高のチームであるといった意見も間違いではないだろう。相変わらず先発陣には不安が残るが、持ち前の打撃力でカバーすることが当面の解決策となりそうだ。



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